紺青の拳【名探偵コナン】

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Conan.side

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コナン「..駄目だ、何かとてつもない事が起こりそうなのに、考えがまとまらねぇ」





キッドと事件のことについて推理しているが..いまいち大事なことが分からない。




キッド「流石の名探偵もお手上げか?
なら、ひとまず休憩しようぜ。
どちらの拳に..」




コナン「左の拳にココナッツウォーター」




キッド「正解..どうして分かったんだ?」




有難く、ココナッツウォーターを受け取る。




コナン「さっき買ってただろ」



キッド「見られてたか」




マジックか..





___握った拳の中にまるで何かがあるように思わせるのがマジシャンで、



___その拳が開く前に、中身を言い当てるのが探偵だろ





コナン「..！成程な..」




キッド「そういや、園子お嬢様。
あの空手野郎と揉めてんのか?」



コナン「らしいな」



キッド「まぁ、旅先に乱闘や交通事故じゃ、気持ちも不安定になるか」



コナン「そういう事か..。
園子に怪我を負わせて、京極さんを精神的に揺さぶる。
ジャマルッディンの優勝になるのに最も邪魔になるのが、京極さんだからな」




キッド「成程。
あの事故もレオンが仕掛けたって訳ね」



コナン「狙い通り京極さんは棄権した。
優勝は、ジャマルッディンのもの。
雇い主であるレオンの手に渡るってことだ」



キッド「紺青の拳と共にな」


コナン「だか、何故レオンは紺青の拳に拘るのか..」



キッド「そのヒントとなりそうなものを掴んだぜ」



器用に携帯を取り出し、1枚の画像を見せる。



キッド「明け方レオンが会っていた男だ。
こいつの身元を突き止められないか?」




脳裏に1人の女の子の顔が浮かぶ。





コナン「いやぁま、出来なくはないけど..」





きっと俺は怒られるだろう。








哀「貴方ねぇ！
やっぱ北海道に行く、って突然博士に連絡してきたっきり、今何してんの?」


コナン「悪ぃ、灰原。こっちも色々あって」



キッドの野郎、俺の声使ってんな事言ったのかよ。




哀「貴方達、ちょっと静かにしてて！」



後ろからは光彦達の返事が聞こえた。

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