紺青の拳【名探偵コナン】

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「蘭、園子は!?」



蘭「命に別状はないって」




青子のお土産を買いにショッピングモールで買い物をしていると、ついさっきまで一緒にいた蘭から電話がかかってきた。





____園子が事故に..!




「そっか..」


蘭「今は眠ってるから、明日検査するそうよ。
はぁ..本当に良かった」




走ってあがった息を落ち着かせるため、私も大きく息を吐く。





「..でも、ひき逃げなんて..」




真「自分のせいで..園子さんがっ..」





項垂れる京極さんは、悔しそうにそう呟いた。





リシ「お待たせしました！
遅くなりすみません..！」


小五郎「捜査の状況は?」


リシ「はい、現場は人通りの少ない裏道で、目撃者も少なく..あ、いえ、正確には人が居たのですが、パトカーを奪われる際に気絶させられてました」




「..あ、」



大きな花束を持って前から歩いてくるレオンさん。




リシ「レオン先生..どうしてここに?」



レオン「事故のことを聞き飛んできました」



蘭「園子はまだ眠っていて..」



レオン「では、これをお渡し頂けますか」




「ありがとうございます..」




レオンさんは花束を私に預けると、京極さんの元に近づく。





レオン「どうやら僕の予想が的中してしまったようですね。
戦いの神が、君に試練を与えているんだよ。
君にはまだ、拳を奮う心·技·体が備わっていないのだと。


そうだ、君にお守りを授けよう。
ミサンガのようなものだよ。
これが切れたら、心·技·体が備わったと神に認められた証。
だが、切れる前に拳を奮えば..分かっているよね?」




..宗教みたいだな。






タタタッと、どこかに走っていくコナンくん。




この場にあいつはいない。




「..ということは..」

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