紺青の拳【名探偵コナン】

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「..快斗って髪の毛柔らかいよね」



快斗「そうか?あんま分かんない」




低い風の音が静かな部屋に響く。








____あんたねぇ、新一くんや蘭の時みたいに距離をぐっと詰めるのがいいのよ！



____男は少し近いぐらいがドキドキすんのよ






園子にウィンク付きで教えて貰ったこと。



「..よし、ふっわふわ〜」



快斗「サンキュー」




普段通りの快斗。



くっ、ただ私が恥ずかしがってただけじゃないか..！




「..あ、青子からだ」




__マーライオンだ！青子もいきたーい！！


__今度は青子とも旅行しようね！




可愛い青子らしい返信で、笑みが零れる。





「あ、青子にお土産何買うか決めた?」



快斗「決めたも何も、買うわけねぇだろ?
一応工藤新一で来てて、黒羽快斗は風邪で寝込み中なんだからよ」




「そっか..じゃあ、快斗にお土産買った方がいい?」



青子1人にあげるのもなんかおかしい気が





快斗「いいよ、そんな気使わなくて」




「うーん、そう?」



まぁ、大きいお菓子買って皆で食べてって言えばいいかな。




快斗「..あ、」



「なに？」




快斗「..いやー、お土産というか..頼みというか..」




「キッド関係じゃ..」



快斗「ないないない！
ただ..写真撮らねぇ..って..思って..」




「いいよ、撮ろうよ！
あ、せっかくならこの夜景の所で撮ろ！」




カーテンを開け、大きな窓をバックに2人で立つ。




「横と縦、どっちにする?」



快斗「どっちでも」




..壁紙とかにできたらいいし、縦で撮っちゃお。




「..はい、ちーず..って、なにこの顔」




ポーカーフェイスなんて嘘のように、眉間に皺を寄せた顰めっ面。



「この顔青子に送っていい？」



快斗「ばっか、駄目だわ！」

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