紺青の拳【名探偵コナン】

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Conan.side

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追跡眼鏡で、レオン邸を狙う。


そして、サッカーボールを打ち込んだ。







キッド「助かったぜ！念の為、装備を返しといて正解だった」




俺を抱えるキッドは呑気にそんなことを言う。



コナン「助けたくはなかったけどな！
お前に協力しろ、ってAに言われてんだよ」





___ねぇ、アーサーくん。
キッドのこと、宜しくね。






キッド「あいつもお人好しだな..」




ボソッと呟かれた言葉。




コナン「バーロｫ..」




お人好しなんて、そんな言葉で済ますんじゃねぇよ。






コナン「それより！
そろそろ教えろよ！
俺をここに連れてきた、本当の訳を！！」




キッド「レオンは紺青の拳の捜索を何年も前にもやっていたが、引き上げまであと一歩ってところで、ジョンハン・チェンに先を越されちまった。
どうやら沈没船の位置を誰かが、リークしたらしんだ！

最も疑わしいのが、シェリリン・タンだ。
一時期はレオンの会社の顧問弁護士も務めていたが、2人の関係は悪化。
噂によれば、彼女が京極のスポンサーになったのは..」




コナン「ジャマルッディンの優勝..つまり、レオンが宝石を手に入れるのを、妨害したかった..!」




キッド「もし、それが本当なら、沈没船の居場所をリークしたという噂も真実味を持つ。
そしてその、シェリリン・タンが殺害された」



コナン「リークの噂が本当だとすれば、レオンにはシェリリン殺害の動機があったことになる。
警察はどう考えてるんだ？」




キッド「残念ながら、レオンは容疑者リストから外された」



コナン「なんで?」




キッド「もっと有力な容疑者がいるからさ」




コナン「容疑者?」




キッド「警察は発表してないが、シェリリン・タンの殺害現場には、1枚のカードが残されていた。

...俺の予告状さ」



コナン「成程な..」




でも、なんでこんな絶景をこいつと見なきゃなんねぇんだ..?





どうせ一緒に見るなら..







ホテルの屋上プールの茂みからプールサイドに出る。



キッド「アーサー平井に戻るお時間だぜ。
ちなみにアーサーは、アーサー・コナン・ドイルだろうけど、平井ってなんだよ?」



コナン「あ、それは..江戸川乱歩の本名、平井太郎から頂いたんだ..」




あの時、咄嗟に組み合わせた名前を聞いたAの、あの呆れた表情を思い出し、少し恥ずかしくなる。

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