片想い少女。 【俺スカ】

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勢いよくドアを開けると、驚いた表情の佐川先生と田中先生がいた。




佐川「あっち」




佐川先生が指したベットのカーテンを開ける。





里見「また注意されたの?」




ベットから体を起こして呆れたように言った萌ちゃん。





「ほんとにムカつく。第一萌ちゃんが居ない時を狙うのがうざい」





里見「Aが真面目に話も聞かずに私に助け求めるからでしょ。
それに、その後の対処めんどくさいんだからね?」





「だって長井の話なんて聞くだけ無駄じゃん」




里見「Aは就職希望でしょ？
その髪色じゃあ面接落ちちゃうよ」




「いいよ。そしたらキャバ嬢のナンバーワンにでもなるから」




里見「ま、まずは卒業出来るか不安だけどね」




「そこまで成績悪くないじゃん」




里見「授業態度。
職員室でも度々話題になってるんだからね」




もう、と怒る萌ちゃんには可愛い以外の言葉はない。




「まぁ萌ちゃんに迷惑かからない程度に頑張るよ..」



里見「そうして」





にっこりと笑うと萌ちゃんはまた布団に潜り込んだ。





「おやすみなさーい..じゃ、教室に戻ります」





佐川先生にそう言って保健室を出た。

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