病弱なすとぷりめんばー！

咳 【莉犬】 ページ8

R side


莉犬｢あ〜♪っ、…げほっげほっ｣


今レコーディング中なんだけど、、
なんか声が出にくい。
…咳に邪魔されるんだよね。


プルルル


莉犬｢はーい、けほっ、｣


るぅと『え、、なんか莉犬の声ころちゃんみたいなんだけど、風邪？』


莉犬｢あー、風邪なのかなぁ。レコーディング全然出来ないんだよね。｣


るぅと『あー…諦めた方がいいと思うよ、ライブ近いし。』


そっか、、そうだよなぁ。

今無理しすぎてライブで声もっとやばくなったりしたら最悪だし。
レコーディングは落ち着いてきてからの方がいいのかな。


莉犬｢あ、それで、けほっけほっ、どしたの？けほっ｣


るぅと『いや、莉犬にドッキリかけようと思ったけど声やばすぎて忘れてた。』


おいおいと思ったが、心配してくれたのかと少し嬉しくなった。


まぁ曲を出すのは別にいつでもいいし、とりあえず休むとするかな。


るぅと｢今日のリハーサル無理しないでね？？」


るぅとくんに言われ約5時間後の予定を思い出した。
とりあえず休もうか。

るぅとくんとの電話を切り、俺は倒れるように眠りについた。









さとみ｢莉犬、おはよー。」


莉犬｢んっ、、けほっ、げほっ、おはよ。」


さとみ｢は？？…声やっば。｣


うん、さっきるぅとくんと通話した時よりも喉に違和感ある。


さとみ｢リハ出来んの？｣


莉犬｢うん、やるよ。ライブ近いし。｣


さとみ｢無理すんなよ。｣


やっぱ優しいじゃねぇか、なんやねん。


さとみくんと軽い会話を交わし、すぐにリハーサルが始まった。


｢はいじゃあ通しまーす。｣


何度目かのリハということもあり、今日は最初から通すことに。
さとみくんと会話をしてすぐ会場に向かってしまったため、俺の喉状況を知ってるのはるぅとくんとさとみくんのみ。


リア中もちますように。


るぅと｢君の姿、僕を射止める〜♪｣


莉犬｢I wanna hold y…けほっ、げほっ、｣


歌ってると声が出なくなり、俺は膝から崩れ落ちた。


ころん｢危ないっ！！…大丈夫？｣


ななもり｢ごめんなさい、止めてください。｣


ころちゃんが支えてくれて、俺は安心したのか息が続かなくなった。


莉犬｢ひゅー、、けほっ、けほっ、ひゅっ、、｣


みんなが、集まってくる。


助けて、息できない…っ


ジェル｢莉犬、落ち着け！はぁー、、すぅー｣


莉犬「はぁ、、すぅ」


みんなのおかげで呼吸は落ち着いて、リハは中止になっちゃったけどライブは大成功でした！！

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