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9 なんでそう感じた? ページ9

自然と…赤葦君から離れた後に私は教室まで戻って来ていた。




授業が始まるチャイムと同時だったから、皆に話しかけられることもなく自分の席につく。






窓から外を見て…






さっきまで自分が見ていた物と気持ちを整理する。






『……なんで…ドキドキしたんだろ』





小さく

誰にも聞こえないような声でそう呟くと、尚更その理由がわからなくなった。





普通なら…好きなのかもしれない





なんて女の子らしい事考えるのかもしれないけど

そんな感情は私にとって手の届かない幻想。







でも…赤葦君の事を考えると心臓がまた熱くなって大きな音をたて始める。







外では桜が満開に色付いていて…






何だかとてもキラキラ輝いて見える。






目を擦ってもう一度同じ景色を見ても変わらない。






何でか空までもが綺麗に見える。







『…え…目悪くなった感じ…?』





元々目は悪くてコンタクトだけど
ついさっきまでこんなんじゃなかった…





なんて1人で呟いてたら




前の席に座ってた女の子が声をかけてきた。




葵「ねぇねぇ!さっきは皆に囲まれてて挨拶できなかったから今していい!?」




『え!?…うん…?笑』




明るい栗色のウェーブがかかったロングヘアの可愛い女の子。


ぱっちりした目が彼女の可愛らしさを余計に際立たせてる。




葵「私ね、七瀬葵っていうの!笑
一条さん…はなんか堅苦しいな….…うーん…」




椅子に座りながらこっちを向いて悩んでる姿が面白くてついつい素で笑ってしまった。




『…ぷはっ笑
何でも好きなように呼んでいーよ?笑』




葵「本当に!?じゃあAって呼びたい!笑
私の事もあおいって呼んで!笑」




よく笑う子だな〜笑




つられてこっちも笑顔になる笑




『うん!葵よろしくね?笑』




友達なんて作らない方がいいって思ってたけど…







バレなかったら大丈夫…だよね。







葵「早速だけど!Aって好きな人いるでしょ笑」




『……ん?』




いきなり出たそんな話にドキッとした。





葵「だってAってばずっと授業中ボソボソ独り言言ってるんだもん聞こえちゃうよね笑」



聞こえてたんだ…


『……いや、好きじゃないけど…
よく分かんない状況…って感じでさ笑』






なんか葵と話してるとウソがつけない。








葵が…きっとすごく素直な子だからそれに引っ張られるのかも。








でも…それが何だか新鮮で楽しかった。

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設定タグ:HQ!! , 赤葦京治 , シリアス   
作品ジャンル:アニメ
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らん(プロフ) - 環奈さん» 環奈ちゃんありがと〜!変換設定直しておきました(^_^;)シリアスぶっ飛ばして頑張るね! (2017年9月16日 18時) (レス) id: badf79450e (このIDを非表示/違反報告)
環奈 - らんちゃん新作おめでとう!ついでに名前変換できないよー?今回の話もドキドキする感じだね……更新がんばれ! (2017年9月15日 10時) (レス) id: 54ba960601 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らん | 作成日時:2017年8月25日 14時

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