26 種目決め ページ26
担任「はい、それじゃあ各自体育祭の種目決めをしてもらいたいと思いまーす！」
今は6時間目のホームルーム中。
今日は来月にある体育祭の種目決めをする日。
葵「ねぇ、Aはどれに出る？」
凛「んーと俺はね〜…」
葵「凛は黙ってて、私はAに聞いてんの！」
凛と葵…やっぱお似合いだよな〜笑
『私は別に何でもいいかな〜…めんどくさいやつじゃ無いなら笑』
席が近い3人でそんな話をしていると
担任の先生がまた話し始めた。
担任「今年がラストの体育祭になるけど、楽しみたいか勝ちたいか決めて…それから種目決めの方がいいんじゃない？笑」
私達がグダグダ話してるのを見て、そんな話を出してきた先生。
まぁ私は正直何でもいいから早く帰りたかった。
このままだとホームルーム長引いてモモを迎えに行くのが遅くなりそうだし…
結局、私のクラスは体育祭で勝つための種目決めをする事になってて…
男女で体育の成績が良い人を優先に種目を決める事になった。
担任「まずは男子ね…一番はやっぱり一ノ瀬君！笑
それで女子の方は…あら、今回は葵ちゃんじゃないみたい！笑」
葵「え！？私より運動神経良い人いた！？」
確かに…葵体育の時いつも本気だよね笑
…それ以外に女子で本気になってる人いなかった気がするけど…
担任「女子の一番は…一条さんね！笑
体力測定、貴女A判定でしょ？葵ちゃんもだけど…いつも葵ちゃんに頼りっぱなしじゃあれだし…
どうかしら一条さん？」
『…え…私は葵でいいと思います』
体育祭で目立ちたくないんだってば…
葵「私Aと一緒がいい！リレーとかもAと走ってみたい！笑」
凛「…だってさ、どうすんの？笑」
コソッと耳打ちしてきた凛の横腹を小突いて
『葵が一緒なら私もそれでいいよ笑』
体育祭の種目は全部葵に決めてもらった。
まぁ全部任せたからとんでもない事になってたけど
これはこれで楽しそうだし、目立ちそうになったら凛が何とかしてくれる
なんて甘い考えをこの時はしてた。
だからあの後から…
こんなに楽しい毎日が…
単なる地獄に変わっていったんだと思う。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 88人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らん(プロフ) - 環奈さん» 環奈ちゃんありがと〜！変換設定直しておきました(^_^;)シリアスぶっ飛ばして頑張るね！ (2017年9月16日 18時) (
レス) id: badf79450e (このIDを非表示/違反報告)
環奈 - らんちゃん新作おめでとう！ついでに名前変換できないよー？今回の話もドキドキする感じだね……更新がんばれ！ (2017年9月15日 10時) (レス) id: 54ba960601 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らん | 作成日時：2017年8月25日 14時
