16 お邪魔虫 ページ16
美織「も〜、待ってって言ってるのに何でそんなに早く走るの！？」
赤葦「美織が遅いんだよ笑」
『……』
突然現れたのは
あの時の助けてくれた可愛い女の子。
名前もしっかり覚えてる。
綾瀬美織ちゃん。
でもその子は赤葦君と親しそうに…
とゆうか親しすぎるくらい仲が良くて
(彼女…居たんだ)
なんて一瞬でそう理解してしまった。
美織「…あ！あの時の綺麗なママさん！」
気付かれないようにその場を立ち去ろうとしたって無駄だった。
『あ、はは…笑
あの時はありがとね美織ちゃん笑』
赤葦「…ママ？」
子持ちと思われたってどうでもいい。
赤葦君に彼女が居て…
それが私を助けてくれた良い子の美織ちゃんで…
どうしろっての？
その状況でも尚想い続ける方が馬鹿らしい。
『…まぁそんなとこだよ。
私友達待たせてるからもう行くね』
背を向けて学校までの道を歩き出そうとしたところでまた止められる。
美織「あの！私またいつでもお手伝いしますよ！」
『いいよいいよ！大丈夫！笑』
お邪魔虫はさっさと居なくなるから
もう止めないでよ。
これ以上ここに居たら…
こんなに優しい美織ちゃんを嫌いになりそうなの。
そんな嫌な奴にはなりたくないから…
だから早く行かせて。
そう思っても赤葦君が今度は私の動きを止める。
赤葦「…子供…居るんですか？」
『うんそうだよ』
もうこの場を去れない事に苛立ちすら感じてきて
自然と口調が雑になる。
もちろんそれは2人にも伝わって
何も言わなくなったからそのまま小走りで学校まで向かった。
葵「あ〜！Aおはよ〜！
……どしたの？なんかあった？」
教室に入ってすぐ
葵に声をかけられた。
『…失恋…しました笑』
笑って話せる程だし赤葦君の事そこまで好きじゃなかったんじゃない？
なんて質問をひたすら心に言い聞かせて、さっき見た光景を忘れようと必死になる。
葵「…もしかしてさ…Aの好きな人って…
あの人だったりする…？」
『…あの人？』
葵は窓から外を指差してて、
葵に促されるまま外を見た。
そこには…
さっき見た2人が仲よさそうに手を繋いで校内に入ってくるとこで
自然と…
『うん、そうだったみたい』
なんて恐ろしく冷たい声が出ていたんだ。
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らん(プロフ) - 環奈さん» 環奈ちゃんありがと〜！変換設定直しておきました(^_^;)シリアスぶっ飛ばして頑張るね！ (2017年9月16日 18時) (
レス) id: badf79450e (このIDを非表示/違反報告)
環奈 - らんちゃん新作おめでとう！ついでに名前変換できないよー？今回の話もドキドキする感じだね……更新がんばれ！ (2017年9月15日 10時) (レス) id: 54ba960601 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らん | 作成日時：2017年8月25日 14時
