15 アノコ ページ15
モモに絵本を読んでたらいつの間にか2人して寝てた
『…やっば…お弁当作んなきゃ…』
洗面所に行って顔を洗い、軽くスキンケアをしてから長い髪を低い位置で１つに束ねる。
『…よしっ、早くお弁当と朝ごはん作ってモモ起こさないと』
鏡に映る自分に向かってそう声をかけた。
『…あ、そうだカーテン開けなきゃ』
リビングに入ってから、ベランダの窓に閉められている黒いカーテンを思いっきり開く。
『ここってこんなに景色良かったっけ…？』
まだ朝日が昇ったばかりで
空は薄い青がかった色をしてる。
昨日だって見たはずなのに…
【世界がキラキラして見えた！笑】
葵の言ってた意味はこうゆう事なのかな…？笑
なんか…全部が初めて見るものみたいで面白い笑
『…あ〜、なんか学校楽しみになって来た！笑』
前まではいつ秘密がバレるかと思ってドキドキする嫌なものだったからあんまり好きになれなかったけど…
恋をすると世界はこんなにも変わるんだね
『…恋するのってすごいんだなぁ笑』
こんなに良い気持ちになるんなら嫌だった学校だって早く行きたいと思う。
色んなものを見て見たいし
赤葦君にも会いたい。
でも話さなくていい。
ただ姿を見れるだけで嬉しいから。
________________
その後はモモを幼稚園まで送り届けて
桜並木の淡いピンク色の道をゆっくり歩いた。
『…まだ…散らないでね』
上を見上げながら桜に向かってそう言った。
イヤフォンを通して聞こえる曲に耳を澄ませて
また学校までの道をゆっくり歩き出した。
その時誰かから名前を呼ばれた気がした。
でも勘違いだったら恥ずかしいからイヤフォンを取ってみた。
『…気のせい？』
何も聞こえないからもう一度イヤフォンを耳にさそうとした時。
赤葦「一条先輩」
他の人とは別の不思議な声を持つ
赤葦君が私を呼んでいた。
心臓が破裂しそうなほど大きな音を立てている。
『…おはよう赤葦君』
朝練でもしていたのか
制服じゃないジャージを着た赤葦君にドキドキする
赤葦「俺の名前覚えててくれたんですね笑
てっきり…怒らせちゃったかと思ってました」
赤葦君の初めて見る笑顔にまたドキドキしながら私も何か話さないとって思ってた時
「京治待ってよーーっ！！」
なんて言いながら
アノコは私の前に現れた。
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らん(プロフ) - 環奈さん» 環奈ちゃんありがと〜！変換設定直しておきました(^_^;)シリアスぶっ飛ばして頑張るね！ (2017年9月16日 18時) (
レス) id: badf79450e (このIDを非表示/違反報告)
環奈 - らんちゃん新作おめでとう！ついでに名前変換できないよー？今回の話もドキドキする感じだね……更新がんばれ！ (2017年9月15日 10時) (レス) id: 54ba960601 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らん | 作成日時：2017年8月25日 14時
