11 満開の花 ページ11
『こんにちわ〜、モモのお迎えに来ました〜』
モモ「…お姉ちゃん早く帰ろ…」
私の声が聞こえた瞬間教室を飛び出して来たモモを
抱っこして落ち着かせる。
『どうしたの？なんかあった？』
そう聞いても
腕の中にいるモモは何も言わずに私が来ている制服を掴むだけ。
先生「モモちゃん初めて来たところだったから少し寂しくなっちゃったみたいで…」
『そうだったんですね…笑
じゃあ今日は早めに帰ります、ありがとうございました。モモ、さようならは？』
モモ「…さようなら…」
先生に2人で挨拶して
抱っこから降りようとしないモモを抱きながら家まで帰った。
モモ「…あきら兄ちゃんに会いたい」
玄関に下ろした瞬間
小さい声でそう呟いたモモ。
『…あきらに…電話してみる？』
モモ「！！いいの！？モモあきら兄ちゃんの声聞きたい！」
途端に大喜びするモモ。
まだ4歳だし、できるだけ寂しい思いはさせたくない
あきらに迷惑かけちゃうかもだけど…
連絡先消しておかなくて良かったな。
制服のポケットから携帯を取り出して
履歴の一番上に残ってる番号に電話をかけた。
国見「もしもしどうしたの？なんかあった？」
はっや…笑
ワンコールもしてないよね笑
『いや、特に何かあったわけじゃ無いんだけど…
声が聞きたくなってさ〜笑』
国見「……A姉ちゃんが…？」
何今の間。
私が声聞きたいって言ったのがそんなに変？笑
『私じゃなくてモモね笑』
国見「あ…モモか笑」
モモ「お姉ちゃん早く代わってよ〜！！
モモもあきら兄ちゃんと話したいー！」
下でぴょんぴょん飛び跳ねるモモの頭を撫でながら電話を渡した。
『じゃ、お姉ちゃんご飯の準備するからモモはあきら兄ちゃんとたくさんお話しなね？笑』
モモ「うん！
もしもしあきら兄ちゃん？モモだよ！」
良かった…
モモが元気になって笑
一息ついてから、ブレザーを脱いでエプロンを着ける。
とりあえず食材は昨日のうちに買っておいたし〜…
簡単にカレーライスとサラダでいいかな…笑
1人でモモのお弁当箱やらなんやらを洗ってから
カレーライスとサラダを同時進行で作っていくと、下からモモの声がした。
モモ「お姉ちゃん、あきら兄ちゃんが話したい事あるんだって！」
『うん？話したい事？』
なんだろう…？
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らん(プロフ) - 環奈さん» 環奈ちゃんありがと〜！変換設定直しておきました(^_^;)シリアスぶっ飛ばして頑張るね！ (2017年9月16日 18時) (
レス) id: badf79450e (このIDを非表示/違反報告)
環奈 - らんちゃん新作おめでとう！ついでに名前変換できないよー？今回の話もドキドキする感じだね……更新がんばれ！ (2017年9月15日 10時) (レス) id: 54ba960601 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らん | 作成日時：2017年8月25日 14時
