126 赤葦side ページ26
Aが店の中に戻ってから、自然とこころと2人きりになった。
こころ「…お姉ちゃんの事、まだ好きなの？あんな事言われたのに…？」
赤葦「…好き。こころには悪いけど、俺の気持ちが変わる事は無いよ。」
俺がそう言うと
こころ「……何でっ！？もう私達完全に嫌われたじゃん！もういいじゃん！京治は私のものなの！他の人好きにならないでよ！ましてやお姉ちゃんなんか絶対ダメ！！」
赤葦「…落ち着けって。好きになったのは俺なんだし、Aの事そんな風に言うなよ。仮にも実の姉だろ。」
こころの言葉に怒りたくなったけど、ここで俺が怒ったらきっと大騒ぎになる。
こころ「…！…じゃあ、私も京治の事諦めるから…だから最後にキスして…？いいでしょ？本当に諦めるから！」
最後…か。
こころも本気みたいだし、誰にも見られてないなら大丈夫か…
そう思った俺を殴りたい…
店のドアが開いた音がして、その人と目が会う頃には、こころとキスしている瞬間だった。
こころ「……ふふっ笑、残念だったね京治。お姉ちゃんに見られちゃった笑」
赤葦「お前まさかっ…！気付いててわざと…！」
何とか誤解を解こうと思ってAの方をもう一度見ると、バツが悪そうな、呆れたような顔をしたAが
『…あ〜…タイミングまずった？』
なんて言いながら店の中に戻ろうとしていた。
赤葦「待って！これは違くて…」
俺がそう言い終わる前に
こころ「もぉ〜、いいとこだったんだから邪魔しないでよ〜！ほら！さっさと中戻って！」
と、こころがAに言ってしまっていた。
『そう見たいですね〜。邪魔者は退散しまーす。
どうぞごゆっくり〜！皆心配してたから早めに戻りなよ〜？…あ、でも場所は考えなよね』
Aは抱っこしている希ちゃんに『嫌なもの見ちゃったね〜？』なんて言いながら中に戻って行ってしまった…
赤葦「……何であんな事言ったんだよ！俺の気持ち知ってんだろ！？」
こころ「…だって…ああでもしないと京治お姉ちゃんのとこ行くでしょ？…これは予防だよ笑」
そう言うこころの顔は、俺と付き合ってた頃の笑顔とは全く違っていて、何だか寒気がした。
赤葦「…こころ…？」
こころ「…なあに？京治？笑」
こころが怖い。
嫌な予感が身体中を流れる血をドクドクといわせている。
赤葦「何でも無い。Aも戻るように言ってたし、そろそろ戻ろう？」
こころ「そうだね！」
この嫌な予感が当たりませんように…
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ちくわ(プロフ) - わあ(^^♪楽しみです！無理しないでくださいね(*^_^*) (2017年6月28日 21時) (
レス) id: 667b15af66 (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - ちくわさん» うわぁあああ！有難うございます！ガンガン更新していくので、これからも宜しくお願いします！(^o^) (2017年6月28日 19時) (レス) id: badf79450e (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - 初めまして!(^^)!この話、とても泣けます！物語の進み方が最高です！応援してます！！ (2017年6月28日 19時) (レス) id: 667b15af66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らん | 作成日時：2017年6月26日 15時
