検索窓
今日:1 hit、昨日:27 hit、合計:193,930 hit

123 ページ23

私は下を向いたまま、必死に涙が溢れないように唇を噛んでいた。

木兎「…A。確かに嘘つかれたのは悲しいけど、それって結局希の事考えたからじゃないのか?」

木兎「だってさ、今までAって周りの幸せの為に…って思って生活してきたじゃん?嘘付いたのは、希が他人に同情されてる中で育っていくのをなくす為…とかじゃね?」

『…そんな事考えてなかった。きっとまた私の自己満足だよ。私1人で育ててみせるって…』

私今すっごいネガティヴだ…

木葉「違うんじゃね〜?だってさ、今こうやって本当の事俺達に話してんじゃん。自己満足だったら言わねーし、今日ここにも希ちゃん連れてこなかっただろ?」

雪絵「そうだよ〜。Aが希ちゃんを私達に会わせてくれたのって、希ちゃんが楽しんでくれるようにじゃない?」

かおり「うんうん!希ちゃんの事ちゃんと考えた結果じゃーん!私達別にAが嘘付いたくらいで嫌いにならないよ!むしろこうやって本当の事話してくれて嬉しい!」

小見「そうだそうだ〜!俺なんて高1の時からずっと嘘付いて今でも言ってない事あるぞ〜?」

猿杙「はぁ!?何それ、言えよ!」

雪絵「んじゃ!暴露大会始め〜!!」

そう言って、皆私が気にしないようにしてくれてるのか、盛り上がってまた呑み始めた。

小見「何で今更言わなきゃなんねんだよっ!」

木葉「そりゃ、Aが暴露したんだから男ならいくっきゃねーだろー笑笑」

猿杙「もし、彼女がいたとかだったらぶっ飛ばすけどな〜笑」

小見「笑いながら言うな!!」

私、この人達に話してよかった…
そう思いながら皆の様子を見ていると、
希ちゃんを抱っこした光太郎が隣に座ってきた

木兎「…よっこいしょっと。A、俺Aに告白した事改めて良かったなーって思ってる。何でだと思う?」

『…?どうして?』

木兎「それはな〜、Aが俺たちの事好きでいてくれたからだよ。好きじゃなかったらこんな事言わないだろ?やっぱAは優しいままだな〜ってさ!」

『光太郎の方が優しいよ。今だって気遣って私のとこに来てくれたんでしょ?』

木兎「んー…、まあそれもあるけど、何より希がAのとこ行きたそうだったしな!…希だってAのこと心配してんだ、Aは希のママなんだからあんま心配かけないっ!」

『ふふっ笑、そうだね!私は私らしく希ちゃんを育ててみせる!光太郎もこれからいっぱい頼るからよろしく!』

木兎「おう!任せとけっ!」

光太郎、皆、本当にありがとう。

124→←122



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
128人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , シリアス , 赤葦京治   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちくわ(プロフ) - わあ(^^♪楽しみです!無理しないでくださいね(*^_^*) (2017年6月28日 21時) (レス) id: 667b15af66 (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - ちくわさん» うわぁあああ!有難うございます!ガンガン更新していくので、これからも宜しくお願いします!(^o^) (2017年6月28日 19時) (レス) id: badf79450e (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - 初めまして!(^^)!この話、とても泣けます!物語の進み方が最高です!応援してます!! (2017年6月28日 19時) (レス) id: 667b15af66 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:らん | 作成日時:2017年6月26日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。