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私はゆっくりと翔が見ている外を見てみた。









そこには









こころと京治がいた。








こころはこちらに気付いていないみたいだけど
京治だけは目を丸くしてこちらを見ている。








私は表情を変えずに窓の外から翔の方に視線を戻した。







翔も不思議そうに京治の事を見ている。




翔「ねぇA、あの子すっごいこっち見てるけど知り合いじゃ無いの??



………もしかして、彼がAの幼馴染と妹???」







『うん、でも知らないフリをしてほしいの。』







私の真剣な表情を見て

翔は優しく微笑んでいいよって言ってくれた。





案の定京治はこころを連れて店の中に入ってきた。




そして私の前に立つと





赤葦「A……??Aだよね!?」







こころ「え!?お姉ちゃん………??



……ねぇ京治、違うよこの人。お姉ちゃんじゃない。



だってお姉ちゃんは私と同じくらい髪が長いんだよ?」









赤葦「だけど……」







翔「君達人違いじゃないかな?


彼女は俺の婚約者で滝野って苗字だよ?」




『えぇ、ごめんなさい。私はあなた達に会ったことないと思うの。』







赤葦「…っ、そうですか。すいません」







こころ「お邪魔しちゃってすいませんでした!


ほら、京治行こう?」









2人が店から出て行く背中を見つめてると
翔が不安そうに



翔「本当に良かったの??

今の、京治くん?だっけ、大切な人なんでしょ?」





『うん、いいんだよ、だって私達はもうきっと



前のような仲には戻れないからね。』




私がそう言うと翔は悲しそうに







翔「そっか…俺はいつでもAの味方だからね。」




本当に翔は心の支えだよ






『分かってるよ、ありがとう翔。』







本当にありがとう









でも本当は気付いてほしかった。









なんて、ワガママか。

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設定タグ:ハイキュー , シリアス , 赤葦京治   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:らん | 作成日時:2017年6月21日 8時

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