25 ページ25
学校に着いてからまずやる事は〜……
職員室に行って留学の手続きしなきゃ!
お母さんが学校には伝えてあるって言ってたから後は私が書類書くだけかな?
コンコン
『失礼します。3年1組の鷹司です。留学の書類についてということできたんですけど、進路の先生はいらっしゃいますか?』
先生「はいは〜い!Aちゃんだよね!こっちこっち〜!!」
随分軽い感じの先生だなぁ、
大丈夫なの??w
先生「んじゃまず〜、Aちゃんはこの書類に同意するってゆーことで印鑑押してもらっていい?」
『はい、後は何かありますか?』
黙々と先生と作業を続けていると
しつれいしまぁ〜す
なんて呑気な声と
こら!雪絵ちゃんとする!
って言う声が聞こえてきた。
雪絵「あれ〜?Aだぁ!何してるの〜?」
かおり「あ!本当だAだ!……って、それ…
A留学するの……??」
やばい。早速バレた。
『あぁ〜……実はそうなんだ〜!お父さんの会社を継ぐ為に留学する事になったの、言うとお別れ辛くなるかな〜と思ってさ〜!あはは!』
「「………」」
黙っちゃった。
やっぱ怒ってるよね??
雪絵「何で言ってくれなかったのぉ!?」
かおり「そうだよ!うちら親友じゃん!!」
だから言いたくなかったの。
泣きたくなっちゃう。
2人の目にもどんどん涙が溜まっていた。
『っ……ごめんねっ……でも私頑張るから応援してて!帰ってくるとき絶対連絡する!』
そう言うと2人も私の意思を分かってくれたのか
泣きながら当たり前だよ〜っていってくれた。
かおり「卒業式までには帰ってくるんだよね!?」
雪絵「そうだよぉ、Aがいないと卒業式じゃないよ。」
卒業式………か。
ごめんね
『うん!それまでには戻ってこれるように頑張る!!だから皆には内緒ね!』
ごめんなさい
雪絵。
かおり。
今までありがとう。
150人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らん | 作成日時:2017年6月21日 8時