21 ページ21
校門で2人を待ちながらなんて言おうか考えていると携帯にお父さんからメッセージが来ていた。
その内容はこれからの私の人生を決めるとともに、
私自身を捨てなくてはならないという意味に感じた。
お父さん今日の夜、見合いと社長の件、返事をもらう。
Aはい。分かりました。
『ふぅ〜………後どのくらい皆と一緒に過ごせるんだろ。』
でもこれは自分が強くなるための試練だと思えば自分でも驚く程すんなりと受け入れられた。
結論はもう出てる。
妹が幸せになれるなら。
家族が幸せと思うなら。
それ以上の事ってないと思う。
自分が代わりだとしても。
こころ「お姉ちゃーん!お待たせ!帰ろ〜!」
赤葦「遅くなってごめんねA」
『ううん大丈夫!さ!早く帰ろ!』
家に着くまで今日の試合の話をしているとこころが急に恥ずかしそうに俯き出した。
そろそろかな??
『あぁ!そういえばこころ私に話しがあるって言ってたよね〜!どうしたの?』
こころ「あ、あのね、実は、私京治と付き合ってるの!!!!内緒にしててごめんね?」
赤葦「俺もなにも言わなくてごめん」
私が言う事は決まってる。
いつもの笑顔で
『本当に!?おめでとうっ!!!2人ともすごくお似合いだよ〜!!何かあったら相談してね!』
よく言えたもんだ。
今日は私を褒めてあげなきゃ。
偽の笑顔を貼り付けた私に誰か気付いてくれるのかな。
150人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らん | 作成日時:2017年6月21日 8時