最初のただいま ページ20
起きると隣で清ちゃんが目を真っ赤にしながら泣いていた。
『清ちゃん、』
加「ﾋｯ」
あ、そうだこの身体は陽奈のものだから怖いよね
私はとっさに後ろを向いて顔を隠した。
『本当に昨日はごめんなさい。本当に、、今までもごめんなさいｯこんなんじゃあ許されないのは分かっているから、いやでしょ？私のこと。だから、、』
だめだ、涙が溢れてくる。泣きたいのは清ちゃんの方なのに、、、
『は、早くこの部屋から、、出て行きな、、、ｸﾞｽﾝ、、そしたら、他の皆に報告、、してｯ、、私のこと殺せばいい、、』
するといつの間にか泣き止んでいた清ちゃんがふうと息を吐いて言った。
加「そんなことじゃあ、許されないと思うよ、、前三日月さんが殺ろうとしたときだって無理だったでしょ？あれは無意識だったんじゃない？死んだとしても俺は一生前任を許さない」
『ｯ、、、ごめんな、さい』
その通りだ。
きっとこの体はあのくそ神に護られてる死ねないように、こうなることを見込んでたんだ。死んだって彼女のしてきたことは許されるものではない
加「ただね？」
清ちゃんが口を開いた。
加「ただそれは前任の話しだから、、“主”のことじゃないよ」
『え、、今なんて、、』
その声はとても暖かい声だった。
加「だから、主のことじゃないっていってるじゃん」
『なんで、、なんで、、私はあなた達の主じゃないの、、あの醜い前任なんだよ？見た目だって心だって、、、清ちゃ、あなたのこと騙してるに違いないよ』
私はあまりの驚きに清ちゃんの方を向いてしまった。
加「ほら、清ちゃんって言い掛けたでしょ？それに自分のことこんな変なふうに語る人いないよ、、こんなに優しい声の持ち主は主だけ俺が間違うはずかない」
清ちゃんはそう、私に笑いかける。
『うそ、、、なんで分かるの、、』
加「何十年一緒にいたと思ってるの？俺は主の初期刀だよ？」
えへへ、と赤く腫れてしまった目を擦りながら言う清ちゃん
『ありがとう、清ちゃんこんな身体でごめんね、ｯ』
加「ううん、いいんだよ主。良いことは大抵りくすを伴うって主が教えてくれたんだよ？」
『ｯｸﾞｽﾝ』
なんと、、、なんと神々しいんだ！清ちゃん！
加「おかえり主」
『ただいま、清ちゃん』
そうして私達は笑いあった。
『持つべきものは』
加「最高の仲間だよね！」
『うん！』
〜その頃の神〜
神「なんといあ話なんじゃぁぁ！」
２人よりも号泣してた。
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海猫ライアー(プロフ) - 面白いです…！神様達の掛け合いが特に！！更新頑張ってくださいね！！ (2017年9月2日 13時) (
レス) id: 693a45f20e (このIDを非表示/違反報告)
クロりんご - とても面白いです！！更新頑張ってください！！ (2017年6月18日 22時) (レス) id: 1325570950 (このIDを非表示/違反報告)
来栖 - おもしろいです！とても大好きです、応援してますがんばってください ﾞ(｡_｡*)))(((*｡_｡)" (2017年4月5日 13時) (レス) id: 18cd0ae15f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぅた | 作成日時：2017年3月26日 22時
