【ツイステッドワンダーランド】【FGO】マスターだった彼女はVillainsの世界へ Ⅱ (ページ36)

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77話ページ36

間違ってたら、すみません

Noside

エースとデュースを連れて鏡の間に行き、アズールから貰った魔法薬を飲むが、味はかなり独特だった

珊瑚の海はとても綺麗だった
澄んだ青い空のように、透き通った美しさがあった

『………綺麗…』

色々な特異点や亜種特異点、異聞帯にも行ったが、珊瑚の海はそれに負けず劣らずの美しさだった

一行がアトランティカ記念博物館の近くに来た頃、どこかで聞いた事のある声が聞こえた

「あ〜〜〜〜♡きたきた、小エビちゃんたち」

「ごきげんよう、みなさんいかがです？海底の世界は」

「この声は……………そっくり兄弟！」

「正解で〜す」

姿を現した二人の姿は普段とは異なっていた
爪はとても鋭利に、脚は尾びれのように、全身は鱗のようなものだった

二人が言うには、自分達は人魚だと言う
尾びれでは歩けないから、地上では魔法薬で姿を変えているらしい

「ってか、めちゃくちゃ長っ!身長………いや、全長何メートル!?」

「ウミヘビかなにかか!?」

『ううん、ウツボだと思うよ』

「小エビちゃん、正解〜！」

とても、和やかに話している感じたが、二人はA達の邪魔をするために来たという

それを突破するために魔法をぶつけるが、全てぶつかる前に逸れている

『二人とも、後ろにいて』

Aがエース達を後ろに下がらせ、空中で”I”と似た文字を描く

『”イス”』

その文字はAが呟くと同時に氷となって、二人に向かう
しかし、またしてもその氷は当たらずに逸れてしまった

『やっぱり………私達の攻撃が逸れてるのはどちらかの魔法だと思うよ……』

「あはっ、小エビちゃんすごーい！」

「やはり、Aさんは凄いですね」

A達の攻撃が当たらなかったのは、フロイドのユニーク魔法は”巻き付く尾(バインド・ザ・ハート)”は相手の魔法をそらすことが出来る

「けどね、小エビちゃんそれじゃ、オレ達には勝てないよ」

一瞬でAの後ろに回り込み、お腹に腕を回してきつく締め上げてくる
その腕は、少しずつ締める強さが強くなっていく

なにかが、脳に訴える

そのままでは、ダメだ

逃げろ

けれど、Aは動けなかった
足元から脳まで何かに縛られるように、迫られるように息が苦しくなる

次の瞬間、

フロイドの視界に映ったのは、海の潮の流れに沿って動く赤いナニカ