【ツイステッドワンダーランド】【FGO】マスターだった彼女はVillainsの世界へ Ⅱ (ページ4)

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47話ページ4

Noside

怪我一つないディアソムニア寮の選手達にラギーは戸惑っていた

「えっ!?あれ!?お前らはさっき、群衆に飲み込まれたはず………」

「ざんねーんあれはオレのユニーク魔法”舞い散る手札(スプリット・カード)”で増えたオレくん達でした〜！

そんで……………」

『〖彼のユニーク魔法を使って、僕がキミたちに幻覚を見せていたっというわけだ〗』

ケイトとマーリンの力を借りたAがしてやったりという表情で笑う

「リドルから話を聞いてな一芝居打たせてもらった」

「じ、じゃあ…マレウスは……？」

「もちろん、ご健在だ!!

先程の群衆の混乱も、全ての人間をコロシアムまで安全に誘導して下さった感謝しろ！」

「そんなのアリっすか!?」

マレウスの優秀すぎる動きに、ラギーは驚きや戸惑いを隠せなかった

「……………………………………………あー、もういい」

すると、レオナがダルそうな声でそう言い放った

それにはラギーだけでなく、サバナクロー寮の選手も驚いた

「えっ？」

「バーカマレウスが五体満足で試合に出るなら俺たちに勝ち目がある訳ねぇだろ」

更に、レオナは試合に出る意味がないから降りるっと言った

あまりにあっさり諦めたレオナにラギーだけでなく、他のサバナクロー寮の選手達も反対した

「あぁ……面倒くせぇ黙れよ雑魚共！」

レオナが怒鳴ると、辺り一面は砂のようなものに覆われる

『……砂？』

「これが俺のユニーク魔法”王者の咆哮(キングス・ロアー)”

皮肉だろ？何より干ばつを忌み嫌うサバンナの王子が生まれ持った魔法が、全てを干上がらせ、砂に変えちまうなんてな!!」

「レオナ………さ…………くるしっ……！」

苦しそうに呻くラギーの腕にひび割れが起きる

その時、レオナとラギーの周りに花が舞い散る