【ツイステッドワンダーランド】【FGO】マスターだった彼女はVillainsの世界へ Ⅱ (ページ21)

今日:3 hit、昨日:29 hit、合計:306,169 hit

64話ページ21

Noside

クロウリーが出ていった後、Aとジャックは今後どうしていくか話し合っていた

『とりあえずはアズールさんの観察をしてから、情報を集めることだね』

「ああ、狩りの基本は相手をよく知るところから、だ

お前、わかってんじゃねぇか」

Aの言葉にジャックは満足そうな表情で笑う

『うん狩りの基本は教わってるからね』

「……そうか」

そう言って話すAの表情は嬉しそうだが、その瞳には悲しさが混じっていた

そして、二人は授業をサボって、アズールの監視をしていた

授業をサボることは宜しくないが、クロウリーからの命令ということもあり、多目に見てくれるだろうとなった

1限目音楽

「ラ〜ラララ〜ララララ〜♪」

アズールはとても歌が上手かった

2限目動物言語学

アズールは猫語？でルチウスと喋り、トレインがルチウスにおやつをあげたのは3時間前だと話す

その推理も当たっていた

アズールは動物言語を理解するだけでなく、話すことも出来た

3限目魔法薬学

流れるような動きで材料を混ぜていき、体の一部を動物に変えることが出来る薬を作った

昼食

「さて、今日のランチはイカスミパスタにしましょう

おっと、きちんと野菜も取らなくては
炭水化物ばかりでは栄養が偏りますし……何より、太りますから」

アズールを遠くから見ていたAとジャックはアズールのことを凄いと思っていた

『完全無欠の優等生って感じ………』

「だな」

二人のところに３馬鹿ことグリムとエースとデュースも昼食をとりにきた

3人曰く、オクタヴィネル寮の掃除、ラウンジの給仕、購買への買い物や早朝に呼び出されてり、リドルに反省文を書かされたと嘆いていた

「フン、自業自得だ」

『早く、何とかしてあげたいけど……』

「おや、どうなさったのです暗い顔をして」

そこに物腰柔らかそうな声が聞こえた