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ブラッドはAとマッシュを見て、通報で言っていたアザのない子供二人はこいつらか…と分かった。
しかし、この状況にも関わらず普通にシュークリーム食べているマッシュに若干引いてもいた。
しかし、次の瞬間、二人の身体は遠くに離れた。


「うちの子供達がすみませんでしたぁ!!」


ブラッドはめんどくさいとも思いつつ出世のチャンスだと何かを企んだように笑った。






「あれだけいつも勝手に街へ行くなと言っておっただろうが!!」


レグロの怒り心頭も言わんばかりの声にマッシュもAも「『 ごめんなさい…… 』」と謝る。
しかし、あまりにも素直なためこれ以上怒れないとも思った。

罰としてマッシュには午前の筋トレメニューをもう一度やらせ、Aもマッシュと一緒に無理のない程度にやってきなさいと言う。


1人になったレグロは考える。
魔法警察にマッシュの存在を知られてしまった。
さらにはAの存在も。
早急に何とかせねばと頭を悩ませた瞬間、家の一部が壊された。
現れたのは先程街にいた魔法警察のブラッド達だった。


「よぉじいさん、さっきのガキ共はどこだ?」

「まずいのぉ」







太い木の枝にぶら下がりながらAは考える。
先程の魔法警察の様子に違和感を覚えた。


『(先程街を見た感じ、全員アザを持っていた。
でも私たちはアザがない。なら直ぐに捕まえるべきなのに捕まえに来る様子がなかった……)』


なら、なぜ……と考えている時にマッシュは筋トレが終わったようでガシャン、と器具を元に戻していた。


「Aちゃん、大丈夫?」

『! はい。問題ありません』


枝から手を離し地面に軽やかに降りる。
その瞬間、初めて感じる魔力を感じた。
レグロじゃない。彼の魔力はいつも魔法を使っているから分かる。
ならこの魔力は…と思考を巡らせたと同時にAは走り出す。


「Aちゃん?」


マッシュも頭に?を浮かべながらAの後を追っていく。


『強化魔術』


魔術回路をめぐらせ魔力を全て脚に集中させる。


Es ist gros(軽量)


今度は脚を軽くさせる。
足を1本踏み出せば速度が上がる。

刹那、隣から風を感じた目を向ければ自分と同じ速度で走るマッシュがおり、一瞬驚く。


「急にどうしたの?」

『…レグロさんが危ないかもしれません』

「じいちゃんが?」

『家の方から感じたことない魔力を感じました、恐らく先程の方々だと思います』


二人は速度を落とさぬまま走った

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天どん(プロフ) - アカツキさん» わぁぁぁあ😭😭😭ありがとうございます!!「面白い」という言葉だけで寿命が伸びてます😭😭😭少しずつですが頑張っていきます!! (3月31日 19時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - この作品すごく面白いです!!更新頑張ってください (3月31日 19時) (レス) @page2 id: f577ddf0c2 (このIDを非表示/違反報告)
天どん(プロフ) - 紅琥珀白桜さん» ありがとうございます!!この作品と出会ってくれたことと一気に読んでくれたことに感謝いっぱいです😭少しずつの更新ですがよろしくお願いいたします!! (3月31日 16時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)
紅琥珀白桜(プロフ) - 今日見つけて一気見しました、面白かったです!更新待ってます! (3月26日 23時) (レス) id: ec130343fe (このIDを非表示/違反報告)
天どん(プロフ) - なめこ汁さん» ありがとうございます!本当に少しづつになっていますが頑張っていきますので何卒!! (3月23日 11時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天どん | 作成日時:2024年1月8日 0時

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