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もう1人のマスターと魔術師の本質 ページ40

「ワーイ!ワーイ!」とどこか陽気な声を頼りにAは足を進める。
たどり着いた部屋に入れば、マッシュ、レモン、フィンと何故か顔が潰れたドットがいた。


『皆さん無事みたいですね』

「Aちゃん!」

「怪我、してる………」

『平気です。慣れてますから』

「あとで病院に行こう」

『分かりました』

「あ、トイレ行ってきます」


マッシュはアベルに買ったようでほか三人はお祝いモードだったが、マッシュ本人はトイレに行きたかったようで直ぐに行ってしまった。
A自身も一旦肩の力を抜く。
前の世界にいた時は肩の力を抜くタイミングさえ分からなかったが、今はなんとか肩の力を抜くことが出来た。


「にしても一件落着だな」

「そうだね、治安悪すぎるよほんとにこの学校」

「そのスリルが恋を加速させるんですね」

『「 ??? 」』


そんなたわいのない話をしている時、金髪の青年がふわり、と4人の前に現れる。
全身に感じるそのオーラにAは咄嗟に天の鎖で3人を引っ張り後方へ下がる。


「Aちゃん!?」

『……(この人只者じゃない)』

「なんだアイツ…」


金髪の青年はアベルの前にたどり着く。


「ん?なんだこの傷は?アベル、誰かに負けたのか?」

「……」

「この学校ですら1番になれないなんて情けないなぁお前
まぁ、でも感謝はしてるよ」


青年は「ウォールバーグ校長に関する情報収集」とアベルの身体を操りアベル自身に自らの首を締めさせる。
咄嗟の判断でAは干将・莫耶を投影させて後ろから青年を狙う。
注意が逸れたことでアベルに掛かっていた魔法はなくなり彼は「ゴホッ、ゴホッ!」と苦しげに息を吐く。
すぐさまAはアベルを脇に抱えるように拾い上げ後方へ下がり地面に下ろす。


『大丈夫ですか?』

「っ、あぁ……すまない」

「誰?………もしかして君、」


怪訝そうにAを見る青年たが、扉から「打ち上げはオレンジジュースとシュークリームで」とどこか嬉しそうな声に青年は振り返る。


「なんか雰囲気が……」

『マッシュさん』

「マッシュくんまずいですよ!今そういう感じじゃないんで……」


その時1匹の蝿がプーんとマッシュの方へ飛んでいく。
蝿はマッシュの鼻に止まりぴくぴくと動いたことで、凄まじいくしゃみをする。
勢いにより彼が持っていたシュークリームはとてつもない速さで飛んでいき青年の頭についていた冠の棘に刺さる。

これにはさすがに絶句した。

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天どん(プロフ) - アカツキさん» わぁぁぁあ😭😭😭ありがとうございます!!「面白い」という言葉だけで寿命が伸びてます😭😭😭少しずつですが頑張っていきます!! (3月31日 19時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - この作品すごく面白いです!!更新頑張ってください (3月31日 19時) (レス) @page2 id: f577ddf0c2 (このIDを非表示/違反報告)
天どん(プロフ) - 紅琥珀白桜さん» ありがとうございます!!この作品と出会ってくれたことと一気に読んでくれたことに感謝いっぱいです😭少しずつの更新ですがよろしくお願いいたします!! (3月31日 16時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)
紅琥珀白桜(プロフ) - 今日見つけて一気見しました、面白かったです!更新待ってます! (3月26日 23時) (レス) id: ec130343fe (このIDを非表示/違反報告)
天どん(プロフ) - なめこ汁さん» ありがとうございます!本当に少しづつになっていますが頑張っていきますので何卒!! (3月23日 11時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天どん | 作成日時:2024年1月8日 0時

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