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仮面が割れ晒された素顔は中性的な青年の顔。
水色の髪をポニーテールにした青年にが顔を上げれば右目と左目は全く異なっていた。
左目は赤い目の中に魔法陣のようなものがあった。


『その目……』

「…………」

『……(魔眼…いや、この世界にいるはずが………)充血、ですか………?』


若干、困惑も入ったその声に青年は顔を覆っていた手を離す。


「知らないのですか?この目を……」

『失礼ながら…すみません』

「謝らないでください」

『はい』

「この目はですね…“イヴル・アイ“ですよ」


相手の魔法を一時的に使えなくする悪魔の目とも言われている。
魔法が全てのこの世界で彼は畏怖の対象として避けられてきた。


『……私には、効かないようですね』

「ええ。私にも何故かは分かりません。
無効化の魔法かと思いましたが、どうやら違うようですね」

『……』


どうやら、“イヴル・アイ“は魔法を使う者のみにしか無効化しない。
Aが使っているのは“魔術“。
魔術と魔法の観点の違いから自分には効かないのか?とAは考える。

そう考えると、下手をしたら異世界の人間であることがバレる可能性もある。


「魔法を使える者にとって私は天敵……ずっと気味悪がられ怖れられてきましたから。
周りからはもちろん、親でさえね……」


Aの脳裏には自分に暴力を振るう実母の姿。
いつもヒステリックに叫びながら自分を殴ったり蹴っていた。


「貴女のように恵まれてきたなら信じられないでしょうが…
この世には生まれてこない方が良かった人間もいるのです」

『……』

「___アクセレイズ セコンズ “フォースフィールド“」


Aとアビスを囲うように出来たドーム。
身体に浮かび上がる赤い矢印に驚く。


『赤い、矢印…』


その瞬間、Aの身体から血が吹き出す。
一瞬の間に凄まじい速さでアビスは剣で斬りつけた。

対抗するように槍を動かそうとするが、その動きでさえのろっとした遅い動きになる。
そしてまた斬り付けられる。


『動きが……』

「驚きましたか?」


この空間はアビス以外の動きを減速させ、その分アビスの動きは速くなる。

瞬きをすれば身体から溢れ出る血。


「二度目はありません。これで本当に終わりです」


Aはすぐさま自分の脚に身体強化の魔術を施し、踏み込むように前へ出す。
その動きさえ遅いが、1歩前へ出るだけで充分だ。

脚が地面に着いた瞬間、地面は割れ地面が盛り上がる。
Aとアビスを囲うようにして天の鎖を縦横無尽に操る。

今後の活動について→←もう1人のマスターと加速の魔法使い



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天どん(プロフ) - アカツキさん» わぁぁぁあ😭😭😭ありがとうございます!!「面白い」という言葉だけで寿命が伸びてます😭😭😭少しずつですが頑張っていきます!! (3月31日 19時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - この作品すごく面白いです!!更新頑張ってください (3月31日 19時) (レス) @page2 id: f577ddf0c2 (このIDを非表示/違反報告)
天どん(プロフ) - 紅琥珀白桜さん» ありがとうございます!!この作品と出会ってくれたことと一気に読んでくれたことに感謝いっぱいです😭少しずつの更新ですがよろしくお願いいたします!! (3月31日 16時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)
紅琥珀白桜(プロフ) - 今日見つけて一気見しました、面白かったです!更新待ってます! (3月26日 23時) (レス) id: ec130343fe (このIDを非表示/違反報告)
天どん(プロフ) - なめこ汁さん» ありがとうございます!本当に少しづつになっていますが頑張っていきますので何卒!! (3月23日 11時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天どん | 作成日時:2024年1月8日 0時

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