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もう1人のマスターといばらの魔法使い ページ34

地下への階段を降りていく中辿り着いたのは円形の広場。
その形は闘技場となっている。


「正解!!」


そこに現れたのは臙脂色の髪の青年_シュエン・ゲツク。
彼は自分の髪の毛をいじっていた。

彼曰く、ここは大昔の決闘場。
今在籍している先生が誰も知らない場所。


「貴様、七魔牙(マギア・ルプス)か?」

「いや僕は違うけど…第三魔牙(サード)に頼まれてここにいるのさ…
君たちみたいな侵入者を排除するためにね」


簡単には通してくれる雰囲気では全くなかった。


『…私が行きます』

「いや、オレが行く」

『ドットさん』

「オレはよォ……ツラァ良い奴が死ぬほど嫌いなんだよォ」

『…よく分かりませんが、ご武運を』

「………………ツアーーー!!!!!」


後ろからマッシュ達も「頑張って」と若干応援する気があるのか分からない応援をする。

ドットはシュエンに1つ聞く。
「ファンクラブがあるんだろ」と、青年も「あるけどなに?」となんともないような風に答える。


「嫉妬が始まりそう」

「絶対そうだね」

「だろうな」

『?』


案の定、ドットの口から出たのは彼への妬み、僻みだった。
影で言われるより正々堂々と言われるのはなぜか清々しく見えてしまう。


「まぁ顔も頭もイケてない君に僕が負ける訳ないから」

「るせー!!エクスプロム!」


ドットが放った火魔法はシュエンが出した植物の蔦でかき消されドットに当たる。
シュエンは自身の先輩であるシルバが二本線なのに勿体なく思っていた。
魔力量があるのに魔法の使い方が分かっていないと考えていたからだ。

故に、彼はシルバより強いと自負している。


「……へぇ…まぁ絶対に負けねぇけど」

「ん?どうやって勝つつもり?」

「エクスプロムボム!」


シュエンの周りを囲むように設置された魔法陣。


「こいつは条件付き魔法…オレの通常魔法の5倍の威力はあるぜ!」


しかし、明らかにバレバレな罠にシュエンは絶対引っかかるわけないと思っていた。
ドットは自信満々にシュエンは必ず引っかかると笑う。

バレバレな罠をどうやって踏ませようというのか理解できなかった。
だがその考えこそが罠だったのだ。


「ローブウィップ アブソル」


杖から放たれる蔦はドットを巻き付けるように捕まえる。
その拍子に彼は杖を落としてしまった。

さらに棘で身体が完全に固定されていた。

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天どん(プロフ) - アカツキさん» わぁぁぁあ😭😭😭ありがとうございます!!「面白い」という言葉だけで寿命が伸びてます😭😭😭少しずつですが頑張っていきます!! (3月31日 19時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - この作品すごく面白いです!!更新頑張ってください (3月31日 19時) (レス) @page2 id: f577ddf0c2 (このIDを非表示/違反報告)
天どん(プロフ) - 紅琥珀白桜さん» ありがとうございます!!この作品と出会ってくれたことと一気に読んでくれたことに感謝いっぱいです😭少しずつの更新ですがよろしくお願いいたします!! (3月31日 16時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)
紅琥珀白桜(プロフ) - 今日見つけて一気見しました、面白かったです!更新待ってます! (3月26日 23時) (レス) id: ec130343fe (このIDを非表示/違反報告)
天どん(プロフ) - なめこ汁さん» ありがとうございます!本当に少しづつになっていますが頑張っていきますので何卒!! (3月23日 11時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天どん | 作成日時:2024年1月8日 0時

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