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※一部、倫理観がない表現があります。
※全てはマリスビリーによる教育によるものです。



街は人で賑わい活気に溢れていた。
Aとマッシュは魔法で料理をしたり、靴を磨いている人を見ていた。


「相変わらず手でできることばっかりだな」

『そうですね』

「“魔術”もあんな感じなの?」

『いえ、私の世界ではあんな風に魔術をおおっぴろげに使いませんでした。
むしろ魔術は秘匿…隠すべきものです。魔術師は本当に極わずかしかいません』

「へー………」


雑談をしているうちにお目当てのシュークリームを作っている店にたどり着く。


「限定シュー7個ください」

「まいどー」


マッシュは硬貨を出すが、全ての硬貨が真っ二つに折り曲げられていた。
あまりの光景に定員はドン引きしていた。


「やってしまった…楽しみすぎたつい力んでしまった」

『直しますか?』

「ううん、僕が直すよ」


マッシュが定員から硬貨を取り折れ曲がった方とは逆に力を入れれば硬貨はバツンッ!と音を立て元に戻った。
そして「これでお願いします」と何事もなかったかのように定員に渡す。

これには定員も奇声をあげた。


「はいよ、お待ち」

「『 ありがとうございます 』」


その瞬間、強めの風が吹き二人のフードを取ってしまった。
しかし一瞬、されど一瞬。
フードが風で煽られた瞬間に見えた二人の顔に痣がないことに定員はもちろん、近くにいた民衆も気づく。


『! マッシュさん行きましょう』

「わ、うん」


直ぐに気づいたAが己とマッシュのフードを直し、彼の手を握って民衆の視線から逃れるように足早にその場を離れる。







「なんだかさっき凄い騒がれたな」

『そうですね………』


定員を含め何人かは二人の顔を見ていた。
Aは今後のマッシュやレグロのためにも先程いた人達をどうにかすればなんとかなるか…と考える。

しかし、それはそれで殺 人罪で追われる身ともなってしまう。
前の世界で養父に拾われて直ぐに罪を犯した。
マリスビリーからのお願い(命令)で聖杯戦争中の他の陣営のマスターを魔術回路を奪ってから命を奪ったのだ。

その時は罪の重さなど到底理解していなかったが、ドクター ロマニに出会ってからそれは犯してはいけないことだと分かった。


Aは直ぐに思考を切り替え今後どうするかを考える直した。

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天どん(プロフ) - アカツキさん» わぁぁぁあ😭😭😭ありがとうございます!!「面白い」という言葉だけで寿命が伸びてます😭😭😭少しずつですが頑張っていきます!! (3月31日 19時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - この作品すごく面白いです!!更新頑張ってください (3月31日 19時) (レス) @page2 id: f577ddf0c2 (このIDを非表示/違反報告)
天どん(プロフ) - 紅琥珀白桜さん» ありがとうございます!!この作品と出会ってくれたことと一気に読んでくれたことに感謝いっぱいです😭少しずつの更新ですがよろしくお願いいたします!! (3月31日 16時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)
紅琥珀白桜(プロフ) - 今日見つけて一気見しました、面白かったです!更新待ってます! (3月26日 23時) (レス) id: ec130343fe (このIDを非表示/違反報告)
天どん(プロフ) - なめこ汁さん» ありがとうございます!本当に少しづつになっていますが頑張っていきますので何卒!! (3月23日 11時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天どん | 作成日時:2024年1月8日 0時

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