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もう1人のマスターと魔法薬学の課題 ページ22

放課後となり授業のレポートを出したAはまたしても教師から褒められた。
教師から曰く、視点が今までの生徒と違うためこちらとしても新たな発見だ!と褒めていた。

放課後は勉強でもしようかな、と考えている時、寮のキッチンから賑やかな声が聞こえる。
Aが覗けば、中にはシュークリームの前で絶望みたいな表情の水色の髪の青年とマッシュ、そして黒髪に一房だけ金色の髪の青年がいた。


『なにしてるんですか?』

「Aちゃん」

『賑やかな声が聞こえたのでつい』

「魔法薬学の課題やってるんだけど、ランスくんが作ったやつと違っちゃって」

『ランス君?』


マッシュが指さした先にいたのは先程の水色の髪の青年__ランス・クラウンが「何故だ」と呟いていた。
Aがその一瞬で何が起きたのか理解した。


『何作ってもシュークリームになるということですね』

「え、なんで今の一瞬で分かるの」

『家族なので何となく分かりました』

「あ、そうなんだ」

『はじめまして、A・アニムスフィアです』

「僕はフィン・エイムズ!マッシュ君と同室なんだ」


フィンはAとマッシュが家族と言っていたが、苗字が違うことに疑問を持ったが敢えてそこは突っ込まないようにした。

Aはランスの近くにより声をかける。


『効能は確かめましたか?』

「…お前は、A・アニムスフィア」

『はい。はじめまして』

「ランス・クラウンだ」

『存じております。それで効能は確かめましたか?』


Aの質問が理解出来ず、ランスは眉を顰める。


「お前これみて分からないのか?シュークリームだぞ」

『人間の五覚で視覚が8割と言われていますが、見た目に囚われすぎてはどうかと』

「……どういうことだ」

『“同工異曲“という言葉があります。意味としては外見は違くても中身は似ているという意味です』

「つまり、マッシュくんが作ったシュークリームも同じような効力があるかもしれない…ってこと?」

『あくまで個人的な意見ですが』


Aの話を聞いたランスも少しは納得したらしく、少し考えてから頷いた。


「なら、魔法薬学の教師に確かめてもらう」

『それが手っ取り早いですね』


ということで、魔法薬学の教師に確かめてもらうため、4人はシュークリームも持って教師の元へ向かった。
傍から見たら少しおかしな光景かもしれない。

・→←もう1人のマスターと命の声



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天どん(プロフ) - アカツキさん» わぁぁぁあ😭😭😭ありがとうございます!!「面白い」という言葉だけで寿命が伸びてます😭😭😭少しずつですが頑張っていきます!! (3月31日 19時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - この作品すごく面白いです!!更新頑張ってください (3月31日 19時) (レス) @page2 id: f577ddf0c2 (このIDを非表示/違反報告)
天どん(プロフ) - 紅琥珀白桜さん» ありがとうございます!!この作品と出会ってくれたことと一気に読んでくれたことに感謝いっぱいです😭少しずつの更新ですがよろしくお願いいたします!! (3月31日 16時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)
紅琥珀白桜(プロフ) - 今日見つけて一気見しました、面白かったです!更新待ってます! (3月26日 23時) (レス) id: ec130343fe (このIDを非表示/違反報告)
天どん(プロフ) - なめこ汁さん» ありがとうございます!本当に少しづつになっていますが頑張っていきますので何卒!! (3月23日 11時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天どん | 作成日時:2024年1月8日 0時

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