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「それよりも今日のメニューはこなしたのか」

「もちのろん」


マッシュは前から疑問に思っていたことを口にする。
それは何故、己に筋トレばっかり行わせるのかということだった。


「……お前は___」

『………』


どこか言いずらそうな雰囲気を持つレグロにAは何となく察していた。
自分は魔術が使えるが、マッシュは魔法が使えない。
恐らく、この世界は魔法で全てが決まる。
だから魔法が使えないマッシュは死刑かそういうものが待っているものか…とAは1人考える。
Aの予想では顔の痣のようなものが関係しているのだろうと思っている。


『(だとしたら私も痣がないな…)』


前の世界の【封印指定】みたいなものかと考える。
よく分からないがいつの間にかこの世界に来てしまったが、どの世界も似たようなものであった。


「いや、いいんじゃ…また話す。」

「?」

「それよりワシは少し出かけてくる。何回も言っているがワシがいない間に、街へ行ったりするんじゃないぞ」

「うん、行かないよ」

『分かりました』


マッシュとAの素直な返事に「まぁ素直で良い子達だからな」と言い、出かけて行った。
数拍置いてからマッシュはとある1枚の紙を取り出す。
そこには【ゴブリンシュークリーム スペシャルメニュー 本日限り お買い求めを】と書かれていた。


『…買いに行かれるのですか?』

「うん、背に腹はかえられない」

『私も一緒に行きます、外の世界見てみたいです』

「うん。一緒に行こう」


半分マッシュのため、半分外の情報を得たいという気持ちのためAはマッシュについていくことにした。
二人はフードつきのローブを羽織り、目深くフードを被る。


「行こう」

『はい』


マッシュは初めて出会った時とと同じようにAに手を差し出す。
Aは一瞬、キョトンとしながらも直ぐに彼の手の上に己の手をのせる。

マッシュは初めて出会った時にAを見て「目を話したら消えてしまいそうだ」と思った。
淡い緑色の患者衣を身にまとい、全身包帯だらけの少女に一瞬、本当に消えそうな恐怖を感じた。

それ以降、マッシュは何をするにしても彼女の手を握り体温を感じていた。
黒い手袋に覆われていながらも手袋越しに感じる体温にマッシュは安堵を覚えた。

・→←もう1人のマスターと鍛え抜かれた筋肉



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天どん(プロフ) - アカツキさん» わぁぁぁあ😭😭😭ありがとうございます!!「面白い」という言葉だけで寿命が伸びてます😭😭😭少しずつですが頑張っていきます!! (3月31日 19時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - この作品すごく面白いです!!更新頑張ってください (3月31日 19時) (レス) @page2 id: f577ddf0c2 (このIDを非表示/違反報告)
天どん(プロフ) - 紅琥珀白桜さん» ありがとうございます!!この作品と出会ってくれたことと一気に読んでくれたことに感謝いっぱいです😭少しずつの更新ですがよろしくお願いいたします!! (3月31日 16時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)
紅琥珀白桜(プロフ) - 今日見つけて一気見しました、面白かったです!更新待ってます! (3月26日 23時) (レス) id: ec130343fe (このIDを非表示/違反報告)
天どん(プロフ) - なめこ汁さん» ありがとうございます!本当に少しづつになっていますが頑張っていきますので何卒!! (3月23日 11時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天どん | 作成日時:2024年1月8日 0時

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