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古代魔法に対して、彼女は恐れもせず、泣きもせず【倒す】ではなく【ナイフを刺させない】という思考に切り替えた。
柔軟な思考も見事だと思った。
その姿は先程の同じ魔法を使った時にナイフを手のひらで止めた青年の姿と重なる。
ウォールバーグは思った。
目の前にいる少女は先程の青年と同じ素質を持っていると。
この世界ではなく別の世界から来た【最果ての来訪者】。
血は繋がっていなくても二人は家族だと思った。
「すまない、君を試させてもらった」
『いえ、大丈夫です』
Aは袖で目を擦るが、何か思い出したようにウォールバーグを見る。
それに気づいた彼は「なんじゃね？」と尋ねる。
『先程…強敵な相手として校長が来た時のお話ですが』
「うむ」
『一生日の出が見られないくらいになるまで倒します』
殺害予告ともとれてしまうその発言に周りはAの危険性に弾糾した。
それは発言もだが、底が見えない深淵のような深い深い紫色の瞳に陥いりそうになったのだ。
「…フォフォフォ」
だが、彼は朗らかに微笑んだ。
「ようこそ、イーストン魔法学校へ。
A・アニムスフィア」
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ウォールバーグにとって、【力】とは人を傷つけ時には救いとなる。
それは力を持っている者次第。
イーストン魔法学校では一流の魔法使いを育て上げることが大きな使命の1つ。
そしてそれは大きな力を授けることになる。
だからこそ、ウォールバーグは重視したいのだ。
弱きを助け、強きを挫く。
＿＿＿
そして、彼の見立てではその資質をAもマッシュも持っている。
彼は周りに悟られないように1人、息を吐く。
マッシュは魔法が使えない魔法不全者。
Aは別の世界から来た【最果ての来訪者】。
2人にとってこの世界は地獄かもしれない。
だが、だからこそ2人には幸せな暮らしもして欲しいと彼は思ってしまった。
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天どん(プロフ) - アカツキさん» わぁぁぁあ😭😭😭ありがとうございます！！「面白い」という言葉だけで寿命が伸びてます😭😭😭少しずつですが頑張っていきます！！ (3月31日 19時) (
レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - この作品すごく面白いです！！更新頑張ってください (3月31日 19時) (レス) @page2 id: f577ddf0c2 (このIDを非表示/違反報告)
天どん(プロフ) - 紅琥珀白桜さん» ありがとうございます！！この作品と出会ってくれたことと一気に読んでくれたことに感謝いっぱいです😭少しずつの更新ですがよろしくお願いいたします！！ (3月31日 16時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)
紅琥珀白桜(プロフ) - 今日見つけて一気見しました、面白かったです！更新待ってます！ (3月26日 23時) (レス) id: ec130343fe (このIDを非表示/違反報告)
天どん(プロフ) - なめこ汁さん» ありがとうございます！本当に少しづつになっていますが頑張っていきますので何卒！！ (3月23日 11時) (レス) id: bd657ac435 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天どん | 作成日時：2024年1月8日 0時
