35話 ページ36
Noside
攻撃は奏和となり、高谷はまたしても王城を狙う。
しかし先程まで避けられていた攻撃をどうするのか。
『…！(あの角度の手だと、目線が読めない！)』
「カバディ……!!(あと3cm…あと1cm……!)」
一挙手一投足が、紙一重の連続。
それまで蚊帳の外状態にされていた宵越は高谷の脚を掴むが、彼は王城との勝負を遮られたことで宵越を突き返す
目まぐるしい攻防に会場は沸いた。
しかし、2人の見ていた世界は……
そこからは
互いのエースを狙う展開…高谷を守りつつ王城を倒そうとする奏和。
同じく高谷を潰すべく果敢に飛びかかる能京。
両者一歩も譲らず……
同じだけの人数をタッチし続けた。
しかし、徐々に点差は現れていた。
残り1分30秒で点差は4点。
「審判タイムアウトだ!!」
「!!奏和！30秒タイムアウト!!」
後半残り1分30秒、4点差。
能京の攻撃で再開。完全に追い上げムード。
「スー……フー……」
しかし能京の頭脳は1人……不安を覚えていた
タイムアウト中、高谷はあることに気づくの遅く
それは能京側の空気が先程までと違っていた。
「慶……どういう事？」
「相手に悟られる。何回も言わせんな」
「僕が次の攻撃に出ちゃいけない理由を聞いてるんだよ。慶……!!」
『！にいさ、……』
怒りを顕にしている王城に対して井浦は冷静に返す。
「簡単な話だ。向こうが慣れてきてる。早い段階で”カウンター”を使わされた。そして高谷との対峙……お前の動きは1番見られてる。
攻守共に全力で見られ体力も削られた。早めに試合に出たツケが回ってきてるんだよ」
「でもこの残り時間なら……」
「ああ、本来はお前が出るべきだろう。そのエースが、壊れない強い身体を持っていたらな。」
『…………慶君』
「………」
「大前提として……
無茶をして潰され、涙をのんだ人間を彼らは大会でも見てきた
「……カバディに危険が伴うのは当然のことだ。恐れてちゃ勝てないよ」
「…………正人」
普段なら冷静な井浦が力強く王城の胸ぐらを掴む
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巫和泉(プロフ) - ゆるふわ犬さん» ゆるふわ犬さん。いつもありがとうございます！コロナ禍でお互い大変かと思われますが、体調をくずされませんようお元気でお過ごしください！これからもよろしくお願いいたします┏○┓ (2021年4月18日 14時) (
レス) id: c314aa38cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆるふわ犬(プロフ) - 巫和泉様、この度は新作を作ってくださってありがとうございます！巫和泉様の神作全て拝読しております！コロナ禍で大変なご時世ではありますが体調に気をつけてお過ごし下さい。続きをお待ちしております！ (2021年4月14日 22時) (レス) id: bd276433d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：巫和泉 x他1人 | 作成日時：2021年4月10日 22時
