15話 ページ16
Noside
放課後、練習にて宵越はあることを聞くためにある2人を呼び止めた。
「おい、王城、井浦」
『？』
「なに？」
そして宵越は聞きたかったことを聞いた。
それは、試合の人数。
『言ってなかった？7人。
「7人……部長が今いなくて……」
ふと、周りにいるみんなを数えるがどう数えても6人しかいなかった。
明らかに足りていない。
故に井浦は必死に部員を探しているとのこと。
だが、部員探しにも問題が少しあった。
それは………………。
「Aにも部員探し手伝ってもらったんだけどね。ちょっと、ね………」
裏のある黒い笑ってない笑みを浮かべる井浦。
その隣では申し訳なさそうに手わすらするA。
水澄は耳元で宵越に伝える。
「Aちゃんが部員探しをしていると、色んなとこから”マネージャーやらないか”とか言われちゃってるの。」
「ああ、そういう事か……」
何となくだが、宵越も察した。
「……ウチの部長も入院してんだろ？」
「キャプの怪我はちょっと特殊なんだけど、確かに怪我は多いし人は多い方がいいね」
「どう増やすんだよ、部員」
『ウチの生徒に試合見てもらうとかかなぁ……』
「だから試合する人員が……」
『え？5人いれば、試合は出来るよ』
「ほぁ!?お前さっき7対7つったじゃねーか!!」
『あ、ごめんね。言葉が足りてなかった……”普通”は7対7じゃなきゃダメなんだ。でもね……』
今まででも1対1や2対2でも試合は行うことが出来ていた。
故に他校でも人が少ないところでは5対5の試合を組んでくれる所が多いのだ。
「(なんてアバウトなんだマイナースポーツ!!)」
「そもそもカバディってコートにいる人数が増減するスポーツだしね。アバウトなのさそのせいかも」
「増減……!?」
『ドッチボールと一緒だよ。攻撃も守備も点を取られた人は“コートの外に出る“ルールなんだ。味方が得点したら帰ってこられるよ』
つまり、守備が7人のときもあれば、1人のときもあるということ。
「とにかく部員もルールの事も考えた上で話してるから……宵越は今できることだけ考えてくれればいい。」
「(今できることだけ……)」
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巫和泉(プロフ) - ゆるふわ犬さん» ゆるふわ犬さん。いつもありがとうございます！コロナ禍でお互い大変かと思われますが、体調をくずされませんようお元気でお過ごしください！これからもよろしくお願いいたします┏○┓ (2021年4月18日 14時) (
レス) id: c314aa38cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆるふわ犬(プロフ) - 巫和泉様、この度は新作を作ってくださってありがとうございます！巫和泉様の神作全て拝読しております！コロナ禍で大変なご時世ではありますが体調に気をつけてお過ごし下さい。続きをお待ちしております！ (2021年4月14日 22時) (レス) id: bd276433d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：巫和泉 x他1人 | 作成日時：2021年4月10日 22時
