14話 ページ15
Noside
『…………!?』
誰も、畦道ですら予想していなかった
「カバディ………」
水澄は腕を掴んで上へ飛ぶ。這い上がるように
「なんで……
「いや、全くわかってなかったけど……
水澄は伊達とハイタッチする。その姿は鍛錬を積みかねてきたことを分からせるようだった。
「(くそ……やられた……何が”その先”だ……そいつを知るにはどうすりゃいい……)」
水澄や伊達のやうに鍛錬を積めばいいのか？
井浦みたいに人に説明できる程学べばいいのか？
宵越は分からなかった。しかし唯一分かるのは今のままでは勝てないこと。
畦道に大丈夫か？と聞かれるが、宵越は視界にモヤがかかった状態で攻撃へと向かう。
だがその表情はとても楽しそうに見える
試合は終わり、結果は18ー22と負けてしまった。
「だー!水ー!!」
『お疲れ様です。』
「悪いな。助かる」
「Aちゃんありがとー！」
『いえ……』
悔しそうな宵越を横目で見る。今水分を彼らに渡しに行くべきだが、畦道と先程の試合にかんして話し合っているため行っていいのか、迷っていた。
その時、宵越の肩にジャージが投げられる。
「な……何すんだてめー……」
「身体冷やさないように」
「あ？これ俺のジャージじゃ……」
「いや……お前のだよ。なぁ、宵越。カバディって面白いでしょ？」
”NOUKIN”と書かれているジャージを見て大きく目を見開く。井浦の問いに彼は「つまらない」と言った。だが、それは本当の意味での”つまらない”ではなかった。
「勝たなきゃつまんねー!!あと一歩なんだ……いつも、いつも!!俺はあと一歩を超える。勝つために連携が必要ってんなら、仕方ねーが仲間にもなってやる。」
「……じゃあ、改めて宵越君。ようこそ、カバディ部へ」
ジャージを着た宵越の表情はどこか吹っ切れたような凛々しさがあった。
＿＿＿＿＿＿＿
この回、全然喋りませんでしたね……
次からはいっぱい喋りますよ！
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巫和泉(プロフ) - ゆるふわ犬さん» ゆるふわ犬さん。いつもありがとうございます！コロナ禍でお互い大変かと思われますが、体調をくずされませんようお元気でお過ごしください！これからもよろしくお願いいたします┏○┓ (2021年4月18日 14時) (
レス) id: c314aa38cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆるふわ犬(プロフ) - 巫和泉様、この度は新作を作ってくださってありがとうございます！巫和泉様の神作全て拝読しております！コロナ禍で大変なご時世ではありますが体調に気をつけてお過ごし下さい。続きをお待ちしております！ (2021年4月14日 22時) (レス) id: bd276433d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：巫和泉 x他1人 | 作成日時：2021年4月10日 22時
