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師範と任務 ページ3

「A、遅いんだけど。早くしてくれる?」


『はい!今すぐ!』



日輪刀を腰に差し、急いで履き物に足を入れる。



「アンタ、イツモ遅スギルノヨ!ナンデアノ子ノ継子ニナレタノカ、不思議ナクライヨ!」

『うっ…ごめんなさい……』



師範の鎹鴉は、少々私に当たりが強い。
言わずもがな、これが乙女の嫉妬というやつだろう。

とは言っても、その言葉の全部はほぼ…否、全て事実だ。

何故あの時、師範が私を継子にしてくれたのか、今でも不思議だった。



「A?まだ?」

『!只今参ります!申し訳ありません、師範!』



私が立ち止まった事に気付き、いつもの、興味を示さないあの目で私を見つめる師範。

それに答えるように、私は師範の隣を歩く。


少し毒が強いように感じる言葉も、今となってはとても有難い言葉に聞こえてくる。


だって、口ではああ言いつつも、こうやって待ってくれているし、何より、その歩幅を私に合わせてくれているのだ。


『師範、今日は何処へ行きましょうか?』

「何を勘違いしてるか知らないけど、任務は遊びじゃないって前にも言ったよね?」

『はい、言われました。

でも、せっかくの合同任務ですよ?早く終わったら帰りに甘味処でも寄りませんか?』

「…君が生きてたらね。」


そう、最近ではこんな会話も出来るようになった。表情はあまり変わっていないように見えるけど、これでも嬉しそうにしているんですよ。



『はい!師範も生きてくださいね!約束ですよ?』

「俺が死ぬわけないでしょ。馬鹿なの?」

『それでも約束は約束です!私が生き残れる自信がないので…』


なんちゃって。と続け、冗談ぽく言うも師範には通用しなかったらしく、キッ、と睨まれてしまう。

はっきり言って、だいぶ怖い。


「俺が居るんだから、死なせるわけないじゃん。変なこと言わないでよ。」

『…!はいっ!』


師範の思わぬ言葉に胸を躍らせながら、目的地へと足を進めた。

継子と古屋敷→←隊士帳



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ぴえんはけつの穴 - ぐええええ…ここで更新とまってるじゃないですかああああ!!!こんなに面白いのに放置するのもったいないですよおおおお!!!だって作者様すっごい文才あるじゃないですか!!!ヘ(゜ο°;)ノ続きが読みたいですうううううう!!!! (10月30日 11時) (レス) @page42 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
麗葉 - 続きが読みたいですぅぅ!!むいくん尊すぎます(*^^*) (7月11日 5時) (レス) @page43 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
さざんか(プロフ) - なん……なんてところでお終わるんだ………ええええええん続きを!!!!お恵みください😭😭😭お気に入り登録して待ってますカラァァァ!!!! (6月3日 10時) (レス) @page43 id: 582aff8f8e (このIDを非表示/違反報告)
マリン - 面白いです!!続き早く読みたいです!!よろしくお願いします!! (2021年1月24日 17時) (レス) id: 7e4844db49 (このIDを非表示/違反報告)
すぺーーーーる(プロフ) - 凛さん» 自分の作品にそう思っていただけていると思うとすごく嬉しいです!キャラの特徴を掴んだ上で、私なりに彼らを表現していきたいと思っていますので、これからも応援して頂けたらと思います!コメントありがとうございます! (2020年10月12日 22時) (レス) id: d7dabbbcbf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すぺーーーーる@すぺる | 作成日時:2019年10月6日 22時

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