45.深夜２時 ページ48
時が流れて、２５時半に解散になった。
私はそのまま絵名さんと一緒に帰ることにした。
夜空の星が月明かりに照らされ、水が反射した時のように輝いていた。
絵名「はぁー！やっぱり深夜の外出は疲れるわねー」
『そう、ですね。』
私はまだうまく情報量が処理できなくてあいまいに言葉を返す。
絵名「あはは…いろんなこと起こったもんね〜」
苦笑いのように私のほうを見て絵名さんは言う。
『…ですね。でも、仲直りできてよかったです。』
目線を挙げて私は空に宣言するように言葉をつなげる。
絵名「そっか。そうだよね。」
絵名さんも空を見上げて優しくそういった。
『そういえば、絵名さんってどうして瑞希と知り合ったんですか？』
気になっていたことを聞くと絵名さんは少し黙った後こういった。
絵名「＿サークルのつながりでね。奏もそう。」
『サークル…？』
絵名「興味ある？」
サークルといえば、ニーゴのような感じだろうか。
でも、私はもう入っちゃってるし、ニーゴは落ち着く場所だから。
『いえ…遠慮します。でも、楽しそうですね。』
絵名「うん。楽しいよ。＿＿デジタルのイラストも結構好きになれたしね。」
そう言って空を見上げた絵名さんの顔は幸せそうに表情が緩んでいた。
絵名「お母さんたち起こさないように静かに歩こうか。」
私と絵名さんは玄関に入る。
真っ暗で足元も見えないぐらいの廊下を肝試しのようにゆっくりと歩く。
絵名さんの部屋に滑り込み、絵名さんがゆっくりと扉を閉める。
絵名「はーっ、セーフっ！」
『ふふっ、そうですね。』
絵名「だねー…今は…深夜の２時か〜明日早い？」
『明日…明日は休みなので午後になるまでに家から出れば大丈夫です。』
絵名「わかった。大丈夫？疲れてない？」
『＿＿いえ。楽しい時間でした。』
絵名「ふふっ、なら、よかった。」
「じゃあ、もうちょっと起きておしゃべりしよっか。」
そう言って絵名さんは布団に潜り込む、私も真似をするように入る。
絵名さんが電気を消す。
『何から、話しますか？』
絵名「え〜、どうしよっかなー？」
このまま時間がたたなければいいのに。
星が手に届くぐらい低くなって、ずっと夜が続いてくれたら。
私もずっとこの幸せな空間で過ごせるのかな。
続く (更新停止中)
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こんわた(プロフ) - ファラクさん» コメントありがとうございます！義姉の件ご指摘ありがとうございます。私がその設定忘れてることが多いので気を付けます！素敵な作品と言ってくださりありがとうございます！投稿頑張ります！ (2月13日 18時) (
レス) id: 9dd6d529a0 (このIDを非表示/違反報告)
ファラク(プロフ) - 義理の姉は義姉ですよー素敵な作品なので頑張ってください！ (2月13日 7時) (レス) @page10 id: 7e0cde0c81 (このIDを非表示/違反報告)
こんわた - ソーダ愛すさん» ソーダ愛すさんコメントありがとうございます！面白いですか？感激です！更新頑張っていきますね〜！ (1月8日 18時) (レス) id: 9dd6d529a0 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ愛す - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！！ (1月8日 17時) (レス) @page38 id: 73c730aa71 (このIDを非表示/違反報告)
こんわた - はる！さんコメントありがとうございます！更新がんばて行きますね〜！ (9月24日 18時) (レス) @page16 id: b5cebe3fc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんわた | 作成日時：2023年4月23日 18時
