43.友達？ ページ46
私はしばらく瑞希を借りて泣いていた。
落ち着くと、ゆっくり瑞希から離れた。
『…ごめん、』
瑞希「ううん、久々に会えてうれしいよ。」
『瑞希、ほんとにほんとのホントに会いたかったよ、』
瑞希「うん、ボクも会いたかった。」
『前はごめんね、避けちゃって、私も余裕なくなってて、』
瑞希「違うよ、A。それはボクも一緒。早とちりしたボクもダメだったし。」
瑞希「ねぇ、ちゃんとボクのこと嫌いになってない？」
『大丈夫。瑞希のこともずっと好きだし嫌いになってなんかないよ。』
互いに確認をしあう。
真っ暗な公園の中私たちだけを照らすように街頭の明かりがスポットライトとして輝いている。
近くの住宅街のカーテンが閉まっていき、光も消えていく。
私たちを包み込むように静寂が訪れて、世界が二人だけのものになったみたい。
瑞希「それで、さ。言いにくいかもしれないけどなんでボクを避けたかって言える？」
お母さんのこと？
それは…それは
『・・・ごめんね。言えない。』
私はそういったけど瑞希はそっか。と短く答える。
瑞希「まあ、Aがそういうなら深追いはしない。でも、話せるようになったらちゃんと言ってね。」
『うん。わかった。』
瑞希「実はボクの友達にもついてきてもらっちゃってるんだ。ずっと暗い所にいさせるのもあれだし、呼んでもいい？」
瑞希のその言葉に合わせ奥の木の影がゆらっと動いた。
瑞希の友達なら悪い人じゃない。
『いいよ、』
私が短く返事をすると、瑞希は暗がりのほうに手を振る。
すると小柄な人が出てくる。
だんだんとまた街灯に照らされて姿が見える。
きれいな白髪…
あれ…
『奏、さん？』
「あれ、天悪さん…？」
瑞希「えっ、二人知り合い〜？」
『知り合いっていうか、前に助けてもらって…』
奏「うん、天悪さんとは一回あったことがあって、」
その後ろから私のよく知る人が出てくる。
『…絵名、さん＿＿』
私は目線を合わせていいのかわからず下を向く。
なんで、絵名さんがいるのか…
絵名「A…！？」
瑞希「えー！二人とAと知り合いだったの？！」
「言ってくれればよかったのにー」
絵名「あんたがAの名前を出さなかったからでしょ！」
奏「天悪さん、瑞希と知り合いだったんだね。」
『はい、えっと・・友達です。』
意外なところで再開を果たしてしまった。
なんで、瑞希と二人が一緒にいるの…？
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こんわた(プロフ) - ファラクさん» コメントありがとうございます！義姉の件ご指摘ありがとうございます。私がその設定忘れてることが多いので気を付けます！素敵な作品と言ってくださりありがとうございます！投稿頑張ります！ (2月13日 18時) (
レス) id: 9dd6d529a0 (このIDを非表示/違反報告)
ファラク(プロフ) - 義理の姉は義姉ですよー素敵な作品なので頑張ってください！ (2月13日 7時) (レス) @page10 id: 7e0cde0c81 (このIDを非表示/違反報告)
こんわた - ソーダ愛すさん» ソーダ愛すさんコメントありがとうございます！面白いですか？感激です！更新頑張っていきますね〜！ (1月8日 18時) (レス) id: 9dd6d529a0 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ愛す - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！！ (1月8日 17時) (レス) @page38 id: 73c730aa71 (このIDを非表示/違反報告)
こんわた - はる！さんコメントありがとうございます！更新がんばて行きますね〜！ (9月24日 18時) (レス) @page16 id: b5cebe3fc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんわた | 作成日時：2023年4月23日 18時
