２，朝 ページ5
朝起きると少し不安になる。
あぁ、今日も一日が始まるんだ。とひとりでに思う。
毎日死ななかったを繰り返す。という言葉もあるくらいで私にとって、大切な友達を自分から突き放した私にとって、もう日常は絶対繰り返されない遠い記憶なのだから。
通知音は鳴りやまないけど、朝には削除されているメッセージもあるから誰が毎日送ってくれているのかはわからない。
メールの中すら最近は除かない。
着替えて、鏡の前で自分の笑顔を確認して、下へ降りる。
母「あら、Aちゃんおはよう。早く起きて今日もいい子ね、朝ごはんで来てるわよ。」
お母さんのいつもの声、ぞっとするくらい低くて冷たい声。
でも、言葉には愛が愛情が見えるから私はこの人から永遠と離れることは許されない。
『おはよう。お母さん。』
私は席について、いただきます。といってから何も言わずにご飯を口に運んだ。
今日も味がわからない。でもお母さんが作ってくれたんだから＿＿おいしいはず、だし。
無理矢理食べ物を口に入れて、ごちそうさま。と無造作に言い放って、席を立ち、自分の部屋に帰ろうとする。
母「今日から、お弁当よね？」
『うん、だけど購買もあるし無理に作らなくても＿＿』
母「無理なんかじゃないわ。ほら、作ったから持って行ってね？」
そう言って、お母さんは私のてにお弁当箱を置いた。
母「今日もお勉強頑張ってくるのよ？部活も始まるだろうけど長くいないでね？ご飯作って待ってるからね？」
質問攻めにするときのお母さんの顔は、怖くて少し寂しくて
『わかった。上に行って準備するね。』
そう言って、お母さんをはねのけるように階段を駆け上がろうとした。
母「もうお姉ちゃんは出かけたしお母さんも出かけていくから鍵、かけておいてね？」
と背中に言われ、ガチャ。
とドアを占める音がした。
『うっ＿＿＿っ』
気持ち悪い、早く、この家から出なきゃ、出なきゃ
いつもより何倍も早い時間だった。
出て外の空気を吸うと気分も少しはましになった。
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こんわた(プロフ) - ファラクさん» コメントありがとうございます！義姉の件ご指摘ありがとうございます。私がその設定忘れてることが多いので気を付けます！素敵な作品と言ってくださりありがとうございます！投稿頑張ります！ (2月13日 18時) (
レス) id: 9dd6d529a0 (このIDを非表示/違反報告)
ファラク(プロフ) - 義理の姉は義姉ですよー素敵な作品なので頑張ってください！ (2月13日 7時) (レス) @page10 id: 7e0cde0c81 (このIDを非表示/違反報告)
こんわた - ソーダ愛すさん» ソーダ愛すさんコメントありがとうございます！面白いですか？感激です！更新頑張っていきますね〜！ (1月8日 18時) (レス) id: 9dd6d529a0 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ愛す - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！！ (1月8日 17時) (レス) @page38 id: 73c730aa71 (このIDを非表示/違反報告)
こんわた - はる！さんコメントありがとうございます！更新がんばて行きますね〜！ (9月24日 18時) (レス) @page16 id: b5cebe3fc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんわた | 作成日時：2023年4月23日 18時
