37.夜ごはん ページ40
絵名さんが、補修に行くことになってしまったから、前みたいに二人で何気ない話をしながら電機の消えた部屋でしゃべることはできないようだった。
一回、布団の場所などを聞いてから私は絵名さんと絵名さんのイラストをひたすら見せてもらっていた。
家にいるより、家にいる感じがする。
絵名さんと彰人の家は安心するしずっとここにいたいと思う。
この感覚は普通なんだろうか。
それとも私が感じてない感情の一つに分析されてしまうのだろうか。
そんなことを考えていると、廊下からの足音が聞こえて、１、２回のノックの後彰人が入ってきた。
彰人「おい。A、絵名母さんが飯できたって。」
絵名「わかった。じゃあ、Aいこっか。」
二人に呼ばれ、私はリビングに降りた。
キッチンからは白い湯気が上がっていた。
暗い雰囲気の私の家のキッチンとは違って明るい雰囲気だった。
いっつもうちでは冷蔵庫においてあるものをレンジで温めているけれど、絵名さんの家はそうじゃなくて、お母さんが運んでくれているご飯は炊いたばっかりっぽくて。
お味噌汁からも湯気がでていて、インスタントなんかじゃない。
「Aちゃん、今日野菜炒めなんだけど大丈夫かしら？」
『はい。大丈夫です。私野菜大好きですし！』
小さいころから家の食卓にはだいたい、野菜のほうが多かったし、お姉ちゃんが家に来てからは、私のお皿はほとんどサラダに代わってた。
よく食べるものが大好きであってるんだよね。
「よかった。野菜好きって偉いわねぇ。うちの二人も見習ってくれればいいのに・・」
絵名「お母さん！！私のに人参入ってるんだけど！異物混入！！」
彰人「だったら、オレのほうにも入ってるんだけど！」
「二人とも！ちゃんと食べなさいっ！」
絵名さんは講義をしていたお皿をテーブルに置いて、私の横に座った。
『いただきますっ。』
一人じゃない食卓っていつぶりだろうか。
しかも自分含めて４人で食べるなんて、私にとって異常なぐらい。
「どう？おいしい？」
『はい。とってもおいしいです。』
「よかった。」
その言葉を聞いて思い出したのは奏さんのことだった。
あんまり覚えてないけど…あの人は今何してるんだろ…
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こんわた(プロフ) - ファラクさん» コメントありがとうございます！義姉の件ご指摘ありがとうございます。私がその設定忘れてることが多いので気を付けます！素敵な作品と言ってくださりありがとうございます！投稿頑張ります！ (2月13日 18時) (
レス) id: 9dd6d529a0 (このIDを非表示/違反報告)
ファラク(プロフ) - 義理の姉は義姉ですよー素敵な作品なので頑張ってください！ (2月13日 7時) (レス) @page10 id: 7e0cde0c81 (このIDを非表示/違反報告)
こんわた - ソーダ愛すさん» ソーダ愛すさんコメントありがとうございます！面白いですか？感激です！更新頑張っていきますね〜！ (1月8日 18時) (レス) id: 9dd6d529a0 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ愛す - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！！ (1月8日 17時) (レス) @page38 id: 73c730aa71 (このIDを非表示/違反報告)
こんわた - はる！さんコメントありがとうございます！更新がんばて行きますね〜！ (9月24日 18時) (レス) @page16 id: b5cebe3fc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんわた | 作成日時：2023年4月23日 18時
