31.ストリート ページ34
私が、完全にミク担当になってから２週間ほどたった。
まだ、類や瑞希と会う、詳しい時間は決まっていなかった。
少しずつだけれど、学校に慣れてきた。
メールが鳴る。
『…誰？＿＿』
『あっれ、杏じゃん。』
杏からのメールだった。
杏とは神山高をやめてから一度もメールが来ていなかった。
「やっほ！A！そろそろいいかなと思って、私の店来れる？」
と、今日の夜ってことかな。
じゃあ、ニーゴの作業無理かもって連絡したほうがいいかな。
杏は私の家庭環境を知っていて、中学ぐらいのころから逃げるようにストリートに来ていた私を友達にしてくれた。
神山高にいる知り合いの中では一番古い知り合いだ。
『やっほ、OK行こうかな。こはねとか彰人、冬弥もくる？』
そう送る。
今日はお母さんとお姉ちゃんがお父さんのお墓参りとお姉ちゃん方のおじいちゃんの家に泊まる日。
杏にはいっていないけど、まるでわかるかのようにそういう日だけ連絡してくる。
行くと決まったら、いつも高く結ばない髪をポニーテールぐらい高く結んでストリートで浮かないぐらいに化粧をする。
そうすれば私とはきっとわからない。
「返信ありがと！うん、いるよー！」
連絡が来るといつもより少し派手な色の服を着て家を出る。
ストリートは裏道を使えば家からも近い。
「あれ、Aちゃん。久しぶりね。」
『あ、おばちゃん久しぶり。今日は杏と待ち合わせ。』
「一曲ぐらい歌っていかない？ちょうど今日ライブハウス予定ない日なんだけど…」
『ごめん、急ぎなんだ。あとどうせ４人とストリートライブか練習だよ、またね。』
「そう、杏ちゃんとこの行く道忘れてないわよね。」
『もちろん、忘れるわけないよ。またね、次は歌わせてもらう。』
「はーい。一応空きか確認してね」
中学のころからの知り合いのばあちゃん。
家族とあまりいい関係といえない私からするともはや家族だ。
この街の人は優しいから、ここらへんで歌えばだれとでも知り合いだ。
久しぶりだな、このドアを開けるのも。
『杏ー、久しぶり。』
「わっ！ほんとに来た！Aー！」
杏から久々に抱き締めてもらった。
『も、くるって連絡したじゃん。』
「Aちゃん、久しぶり。」
「天悪久しぶりだな。」
「A久しぶり絵名が会いたいってうるさかったからな。」
『こはねも冬弥も彰人も久しぶり。彰人、お姉さんは暇だったら今日会えるかも。』
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こんわた(プロフ) - ファラクさん» コメントありがとうございます！義姉の件ご指摘ありがとうございます。私がその設定忘れてることが多いので気を付けます！素敵な作品と言ってくださりありがとうございます！投稿頑張ります！ (2月13日 18時) (
レス) id: 9dd6d529a0 (このIDを非表示/違反報告)
ファラク(プロフ) - 義理の姉は義姉ですよー素敵な作品なので頑張ってください！ (2月13日 7時) (レス) @page10 id: 7e0cde0c81 (このIDを非表示/違反報告)
こんわた - ソーダ愛すさん» ソーダ愛すさんコメントありがとうございます！面白いですか？感激です！更新頑張っていきますね〜！ (1月8日 18時) (レス) id: 9dd6d529a0 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ愛す - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！！ (1月8日 17時) (レス) @page38 id: 73c730aa71 (このIDを非表示/違反報告)
こんわた - はる！さんコメントありがとうございます！更新がんばて行きますね〜！ (9月24日 18時) (レス) @page16 id: b5cebe3fc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんわた | 作成日時：2023年4月23日 18時
