26.咲希 ページ30
大きな音がして振り返ると、見慣れた髪色の少女がいた。
私を見るなり、走ってくる。
『咲希？おはよう、』
そういうと私の顔と声で本当に私だと認識して
咲希「Aちゃ〜ん！！大丈夫だったっ？お兄ちゃんがごめんね〜！」
そう言って飛びつかれた。
『うん、大丈夫。ごめんね、心配かけて。』
そういうと咲希は笑顔になって
咲希「お兄ちゃんと一緒な学校だったんでしょ？アタシのスマホ借りてまで連絡するなんて…ほんっとごめん！」
『ううん、大丈夫、そういえば今日の放課後遊べる？私暇でさぁ。』
咲希が訳を話してくれるのはうれしいんだけど私はどうしてもやっぱり咲希と楽しい話をしたかった。
咲希「もっちろん！！いっちゃんも一緒でいい？なんかおいしいもの食べにいこー！」
いっちゃん…あっ一歌のことか。
前も一緒に誘ってくれてたし…
『いいねー！ありがとう。』
そう返すと嬉しそうに咲希が笑う。
咲希「やったっー！いっちゃーんっ！」
たった今教室に入ってきた一歌に報告に行くのか走りながら去っていった。
遥「天悪さんって天馬さんと話すときなんか、楽しそうだね。」
桐谷さんに言われてふと気づく。
『そう…かな？』
私、楽しい…のかな。
「遥ー！ちょっといいかしら？」
遥「うん＿＿じゃあ天悪さん、また。」
そう言って遥は呼ばれて行ってしまった。
咲希が自己紹介の時言っていたことを思い出す。
「ええっと花が咲くの”咲”に希望の”希”で咲希ですっ！」
希望・・か…
『ねぇ、ミク、咲希は私の希望かな＿＿』
窓に向かっていったその言葉は絶対ミクには届いていない。
風にあおられどこかに飛んで行ったものだと思う。
でも、それでも、私に何かしみこんでいく気がした。
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こんわた(プロフ) - ファラクさん» コメントありがとうございます！義姉の件ご指摘ありがとうございます。私がその設定忘れてることが多いので気を付けます！素敵な作品と言ってくださりありがとうございます！投稿頑張ります！ (2月13日 18時) (
レス) id: 9dd6d529a0 (このIDを非表示/違反報告)
ファラク(プロフ) - 義理の姉は義姉ですよー素敵な作品なので頑張ってください！ (2月13日 7時) (レス) @page10 id: 7e0cde0c81 (このIDを非表示/違反報告)
こんわた - ソーダ愛すさん» ソーダ愛すさんコメントありがとうございます！面白いですか？感激です！更新頑張っていきますね〜！ (1月8日 18時) (レス) id: 9dd6d529a0 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ愛す - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！！ (1月8日 17時) (レス) @page38 id: 73c730aa71 (このIDを非表示/違反報告)
こんわた - はる！さんコメントありがとうございます！更新がんばて行きますね〜！ (9月24日 18時) (レス) @page16 id: b5cebe3fc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんわた | 作成日時：2023年4月23日 18時
