25,登校 ページ29
翌日、遅くまで作業をしていたはずなのに妙に寝起きがよかった。
お母さんも起きていたので今日は学校に行くべきかなと思い、二日ぶりぐらいに制服にそでを通す。
鏡の前に立ち、少し髪も整えた。
朝ごはんのいつものように食べ、いつものように言う。
「行ってきます。」
少し、早めに出るようにした。
前みたいに、咲希ちゃんと会わないようにしたかったから。
学校へ行く電車の中、何回か制服を見た人が頬を染め何かうれしそうに話しているのが見えた。
どうしたんだろうと思うとすぐに自分の制服が原因だと気づいた。
お嬢様学校と名高い宮女。
それに有名人が通っている単位制もあると聞いているから私を誰かとでも間違えているのか。
それとも、単に憧れの学校ということなのだろうか。
編入試験がちゃんと難しかったからいい学校だとは思っていたけど、ここまでとは。
教室に入ると初日と変わらない空気がそこにはあった。
朝早くで人は少なかったけれど自分の席を思い出しカバンを置いた。
「天悪さん」
『私？』
そう聞くとショートカットの女の子が立っていた。
「うん。」
そう答えたはいいものの、名前を憶えていないため困惑する
『ええっと、誰だっけ…ごめんね、名前まだ覚えれてなくて。』
そう言ったはいいものの顔に見覚えはあった。
「あっ、そうだったね、ごめん。私桐谷遥。」
その名前を聞いて思い出した。
そうだ、テレビとかニュースで見た。
最近アイドルを引退したんだっけ…桐谷遥。
そういう名前だったな。
『桐谷さん…でいい？』
遥「うん、いいよ。」
『えっと桐谷さんどうしたの？』
私がそう聞くと
遥「そうそう、用事なんだけど学級委員の副学級委員っていうのを私と一緒にやってほしくて…」
『副学級委員？』
遥「うん、私も実はこの学校、中等部からいたんだけど単位制だったから。生活に慣れるって意味で学級委員の仕事を手伝ったりする役職なんだ。」
要するにたぶん学校生活に慣れていない私のような子たちが入る学級委員ってことだろう。
『わかった。いいよ、よろしくね桐谷さん。』
遥「ありがとう。こちらこそよろしく、天悪さん。」
そう言い終わったとき、バンッと教室のドアが思いっきりあく音がした。
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こんわた(プロフ) - ファラクさん» コメントありがとうございます！義姉の件ご指摘ありがとうございます。私がその設定忘れてることが多いので気を付けます！素敵な作品と言ってくださりありがとうございます！投稿頑張ります！ (2月13日 18時) (
レス) id: 9dd6d529a0 (このIDを非表示/違反報告)
ファラク(プロフ) - 義理の姉は義姉ですよー素敵な作品なので頑張ってください！ (2月13日 7時) (レス) @page10 id: 7e0cde0c81 (このIDを非表示/違反報告)
こんわた - ソーダ愛すさん» ソーダ愛すさんコメントありがとうございます！面白いですか？感激です！更新頑張っていきますね〜！ (1月8日 18時) (レス) id: 9dd6d529a0 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ愛す - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！！ (1月8日 17時) (レス) @page38 id: 73c730aa71 (このIDを非表示/違反報告)
こんわた - はる！さんコメントありがとうございます！更新がんばて行きますね〜！ (9月24日 18時) (レス) @page16 id: b5cebe3fc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんわた | 作成日時：2023年4月23日 18時
