19,類視点 ページ23
僕は、窓際においてあった、メニューをAに差し出した。
確か、甘いものがすきだったと思って。
Aはしばらくメニューを眺めていた。
『・・・おすすめとかある？』
そう僕に聞く。
類「そうだねぇ。僕は紅茶をよく頼むけれど。」
『んー…』
まだ悩んでる様子だったから瑞希と来た時のことを思い出す
類「そういえば、前に瑞希と来たときはフルーツタルトを食べていたかな。」
そういうと、決めたようにメニューをAは閉じた。
『じゃあ、紅茶とフルーツタルトにする。』
Aはそう言った。
僕は忘れぬうちに店員を呼び、注文した。
僕もせっかくだからとフルーツタルトを頼んだ。
店員が奥に行ったのを確認した後にAが口を開いた。
『…なんの用で私を呼んだの？』
僕のことを怪しんでる目で、僕は答える。
類「なんでだと思う？」
『…たぶん、瑞希か天馬先輩に言われてきたよね。』
気づかれている＿＿
ちょっと遠慮がちにAはそう言った。
類「…じゃあ、心当たりはあるんだね。」
そう聞くと、それがちゃんと答えとして受け取れたのか、Aは
『うん・・・』
と下を向いていった。
とても不安そうな表情だったから僕から話を持っていくことにした。
類「確かに、二人にAと会いたいといわれたのは本当だよ。でも、僕は断ったし理由は聞いていない。二人よりも最初にAに会って理由を聞きたくてね。」
数個混ぜた嘘。
でも、今のAにはこのぐらいのほうが話してもらえそうだった。
僕の言葉を聞き終えると、少しずつ話し始めた。
避けた理由、どうして会えなくなったのか自分でも不思議だということ。
『ってことでさ、タイミングが合いすぎてるから最初から仕込まれているのかと。』
そう真剣な顔でAは言った。
類「なるほど…じゃあ、あまり瑞希や司君とは会いたくないということかい？」
『ん、まぁ、そんな感じ。』
そう沈んだ声で言った。
じゃあ、なぜ僕と会った時には、苦しくなったり逃げたくなったりしなかったのだろうか。
類「僕に会ったときは平気だったのかい？」
そう聞くとAは言った。
『うん…なんでかわからないけど、一番いい思いでないのは類となのにね。』
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こんわた(プロフ) - ファラクさん» コメントありがとうございます！義姉の件ご指摘ありがとうございます。私がその設定忘れてることが多いので気を付けます！素敵な作品と言ってくださりありがとうございます！投稿頑張ります！ (2月13日 18時) (
レス) id: 9dd6d529a0 (このIDを非表示/違反報告)
ファラク(プロフ) - 義理の姉は義姉ですよー素敵な作品なので頑張ってください！ (2月13日 7時) (レス) @page10 id: 7e0cde0c81 (このIDを非表示/違反報告)
こんわた - ソーダ愛すさん» ソーダ愛すさんコメントありがとうございます！面白いですか？感激です！更新頑張っていきますね〜！ (1月8日 18時) (レス) id: 9dd6d529a0 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ愛す - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！！ (1月8日 17時) (レス) @page38 id: 73c730aa71 (このIDを非表示/違反報告)
こんわた - はる！さんコメントありがとうございます！更新がんばて行きますね〜！ (9月24日 18時) (レス) @page16 id: b5cebe3fc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんわた | 作成日時：2023年4月23日 18時
