18.類視点 ページ22
類「今度はどんな演出にしようか、」
午前中で授業が終わり、今日はワンダーステージの点検のためショーの練習もない。
そう思いながら、僕は機械の改造や調整をしていた。
そんな時、メールが鳴る。
誰からかと気になってみると瑞希だった。
瑞希からは珍しいと思い開いてみると、Aのことが書かれた瑞希にしては、文字で埋め尽くされたメールだった。
Aに合わせてほしいと、なんで避けられているのかわからないから類から呼び出してほしいと。
確かに、Aとは会えなくなって以降は連絡を取っていない。
そんな中、彼女のことが心配だったのは僕も一緒だ。
でも、メールの内容からすると結構警戒されていそうだった。
よ
だから、一回ですぐ会おうとせずに一回僕だけでAと会ってみることにした。
「瑞希、ちょっとAに連絡を取ってみるよ。」
とだけ送って、Aへメールを送った。
久しぶりに会うためにはどんな文章を送っていいのかわからずにつたない文章を送ってしまった。
『類、久しぶりだね。…まぁ元気にやってる。わかった、一時間後に駅前ね。』
きちんとAらしい文章が送られてきて、僕も準備して家を出ることにした。
駅前に集合場所を決めたのはいいものの、この秋風の中、どこに行ったらいいのか、あまり見当はついていなかった。
『類…？』
Aの小さな声は僕にきちんと届いた。
類「あぁ、Aか。久しぶりだね。」
『うん、久しぶり。』
Aはそう言って僕のことを避ける様子もなく近づいた。
前に瑞希のお勧めで誘われていった、カフェを思い出した。
何回か僕も通っている店だし、
そこなら大通りだけれど人も少なそうだし、気兼ねなく話せるだろう。
類「さて、まぁ、ここでは何だしどこか店にでも入ろうか。」
そう言って、僕が店に向かうとAはちゃんと僕についてきた。
とりあえず、瑞希のように避けられたり、司君のように逃げられたりはしないようだった。
少し古いようなレンガ造りの店についた。
『ここ？』
類「ここだよ。」
そういうとAは少しきょろきょろと見渡したが、店にすっと入った。
まず、僕は瑞希たちを避けているAの本当の気持ちを聞き出さないとね。
Aと一緒に窓側の席に座った。
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こんわた(プロフ) - ファラクさん» コメントありがとうございます！義姉の件ご指摘ありがとうございます。私がその設定忘れてることが多いので気を付けます！素敵な作品と言ってくださりありがとうございます！投稿頑張ります！ (2月13日 18時) (
レス) id: 9dd6d529a0 (このIDを非表示/違反報告)
ファラク(プロフ) - 義理の姉は義姉ですよー素敵な作品なので頑張ってください！ (2月13日 7時) (レス) @page10 id: 7e0cde0c81 (このIDを非表示/違反報告)
こんわた - ソーダ愛すさん» ソーダ愛すさんコメントありがとうございます！面白いですか？感激です！更新頑張っていきますね〜！ (1月8日 18時) (レス) id: 9dd6d529a0 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ愛す - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！！ (1月8日 17時) (レス) @page38 id: 73c730aa71 (このIDを非表示/違反報告)
こんわた - はる！さんコメントありがとうございます！更新がんばて行きますね〜！ (9月24日 18時) (レス) @page16 id: b5cebe3fc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんわた | 作成日時：2023年4月23日 18時
