17,スマホの画面 ページ21
『ってことでさ、さすがにタイミングが合いすぎてるから最初から仕込まれているのかと。』
私の考えを話すと類は静かに言った。
類「なるほど…じゃあ、あまり司君や瑞希とは会いたくない…ということかい？」
『ん、まぁ、そんな感じ。』
類「僕に会ったときは平気だったのかい？」
『うん…なんでかわかんないけど。一番いい思いでないのは類となのにね。』
類「…不思議なこともあるんだね、」
その類の声とスマホの音が重なった。
類「おや、僕の電話のようだ、一回席を外すことにするよ。」
そういうと類は足早に外に出た。
店内には、私一人。
と店員さんだけだ。
この席は隅っこの席で孤立しているため今ならばれないかもしれない。
私はスマホに小さくつぶやいた。
『リン、今は隠れないでいいよ。』
リン「…ばれてた？マスターするどい。」
そういうとおとなしく小さくリンが出てきた。
『光、漏れてたから。』
そういうとリンはあっちゃー、みたいな顔をして考えた後
リン「マスター、あの人とお友達？」
お友達…ね
『うん、たぶん。』
リン「そっかぁ＿＿」
しばらくリンは切なそうな顔で何かを考えていた。
リン「マスター、気を付けてね。絶対無理に動いちゃだめだからね。」
私は何を言っているのかいまいちわからなかった。
私のボーカロイドなのに。不思議な感覚だった。
『？…わかった。』
そういうと安心したように笑った。
リン「よかったぁ。マスター、よかったら私にも歌作ってね。」
そういうと足早に私の画面から消えた。
そういえば、瑞希なら真っ先に理由も書いて類に送りそうなのに。
なんで、わかってない感じなの？
類は賢いから仮に言ってなかったとしても、聞き出すかあらかたの経緯はわかってそうなのに。
…リンの気を付けて。はこういう意味なのかな。
私はフルーツタルトをかじりながら考えていた。
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こんわた(プロフ) - ファラクさん» コメントありがとうございます！義姉の件ご指摘ありがとうございます。私がその設定忘れてることが多いので気を付けます！素敵な作品と言ってくださりありがとうございます！投稿頑張ります！ (2月13日 18時) (
レス) id: 9dd6d529a0 (このIDを非表示/違反報告)
ファラク(プロフ) - 義理の姉は義姉ですよー素敵な作品なので頑張ってください！ (2月13日 7時) (レス) @page10 id: 7e0cde0c81 (このIDを非表示/違反報告)
こんわた - ソーダ愛すさん» ソーダ愛すさんコメントありがとうございます！面白いですか？感激です！更新頑張っていきますね〜！ (1月8日 18時) (レス) id: 9dd6d529a0 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ愛す - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！！ (1月8日 17時) (レス) @page38 id: 73c730aa71 (このIDを非表示/違反報告)
こんわた - はる！さんコメントありがとうございます！更新がんばて行きますね〜！ (9月24日 18時) (レス) @page16 id: b5cebe3fc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんわた | 作成日時：2023年4月23日 18時
