14,メールの音 ページ18
ぱっと、画面が移り変わり、Amiaのアイコンが消え、ミュート表示になる。
えななん「あむー、なんの電話だった？」
『あー、えっと、ふつーに友達からの連絡。』
私はそう言って返す。
K「悪夢の友達…」
Kはそう言って何かを考えているようだったけれどマイクの向こうから面をすする音が聞こえた。
えななん「あむって高校通ってるのよね？」
『？、うん。』
えななん「よかった…私のさぼったでしょっていう絡みに反応しなかったから通ってなかったのかも…なんて、考えた私がばかみたいじゃない。」
一人で自己完結へと向かったえななん。
『…高校行ってない人なんているの？』
私がそういうとえななんは少し苦笑いで答える。
えななん「ん…実はいや、私は夜間定時制でKは通信制、Amiaはわかってるかもしれないけど不登校気味…だから、まじめに普通時間で高校に通っているのは雪とあむじゃないかな」
えななんはそういうとごちそうささま。と言って
えななん「カレーパン食べてたから、手が汚れちゃった、洗ってくるね。」
そう言って、いったんミュート表示になった。
K「悪夢、ナイトコード慣れた？」
二人っきりになった通話の中でKが私にそう聞いた。
『うん、だいぶ慣れたかな。』
K「よかった。曲もいい感じだから、正式採用になるかもしれないけど…大丈夫そう？」
『…うん、ちょっと学校のことで大変な時期は＿＿あるかもだけど。』
そういうとKは画面の向こう側で優しく笑う。
K「大丈夫。そういうところはみんなで少しずつやっていけばいいから。雪もそんな感じだし。」
えななん「ただいまー！…あれ、Amiaまだ？」
えななんのアイコンがカラフルになって帰ってきたのが分かった。
『まだ…みたい。』
友達との電話なら当たり前の時間かもしれないけど少し長いなと感じた。
その時、ポンっと音がしてAmiaのアイコンが明るくなる。
Amia「みんな〜、ごめんね〜！今電話終わった〜！」
『おかえり、Amia。』
気づくとそう返していた。
えななん「Amia、長かったわね。」
Amia「いいじゃんっ！大事な話だったの。」
Amiaの大事な話？なんだろう。
『大事な話？』
そう聞いたとき、私のメールの音が響いた。
『ごめん、私のメールの音だ。』
そう言って、送られてきた名前を確認する。
『えっ＿＿』
ナイトコードに入らないくらいの小さな声が部屋に響いた。
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こんわた(プロフ) - ファラクさん» コメントありがとうございます！義姉の件ご指摘ありがとうございます。私がその設定忘れてることが多いので気を付けます！素敵な作品と言ってくださりありがとうございます！投稿頑張ります！ (2月13日 18時) (
レス) id: 9dd6d529a0 (このIDを非表示/違反報告)
ファラク(プロフ) - 義理の姉は義姉ですよー素敵な作品なので頑張ってください！ (2月13日 7時) (レス) @page10 id: 7e0cde0c81 (このIDを非表示/違反報告)
こんわた - ソーダ愛すさん» ソーダ愛すさんコメントありがとうございます！面白いですか？感激です！更新頑張っていきますね〜！ (1月8日 18時) (レス) id: 9dd6d529a0 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ愛す - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！！ (1月8日 17時) (レス) @page38 id: 73c730aa71 (このIDを非表示/違反報告)
こんわた - はる！さんコメントありがとうございます！更新がんばて行きますね〜！ (9月24日 18時) (レス) @page16 id: b5cebe3fc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんわた | 作成日時：2023年4月23日 18時
