飲みたい夜に。 (ページ30)

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だいぶ飲んで泊まりたいと駄々こねしまった。

なのに彼女は笑顔で『いいよ』と言ってくれて

そして、俺はベッドの上にいる。

俺が下で寝るって言っても、聞かへんくて、

『ジャニーズが寝不足にでもなったら大変！』って

優しいな。

でも、彼女の匂いがするベッドでますます寝れなくなった

目を閉じて彼女の寝返りの音を感じている。

「、、、んんっ、、おといれ」

なんて寝ぼけてフラフラのまま御手洗に行ってしまった。

心做しか少し寂しい。

けれど戻ってきた彼女は目を擦りながら、

俺のいるベッドへと入ってくる。

れん「A、、ちゃん、？」

「ふふん、お兄ちゃん、、、あったかい。」

そう言って抱きついて寝息が聞こえると

海人に嫉妬をしてしまった。

いつも、同じベッドで寝ているんやろか。

嫉妬をしつつ、心臓が早くなって、でもなんだか落ち着いて

俺ももう一度目を瞑ると、意識が遠のいていく。

暖かい、こんな人の温かさを感じるのはすごく久しぶりや。

れん「おや、、、すみ」

久しぶりに熟睡が出来た。

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