飲みたい夜に。 (ページ24)

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スマホを受け取り、楽屋へ戻るとかいとがウトウトしていた

あと少しでライブの打ち合わせがある

れん「、、、」

かい「ふふ、なあに」

パーマのかかったふわふわの頭を撫でると

俺の大好きな歯をニッと出して女の子みたいに目を細めて笑う

れん「ん、可愛いなーって」

かい「あ、スマホあった？」

れん「うん、貰ってきた」

かい「良かったねえ」

スマホの100%の文字を見ては、

充電してくれていた優しさの温もりを感じて心が暖かくな

れん「なあAちゃんって、ほんま優しいな」

かい「うん、皆そう言ってくれるね」

暖かくなった心がすこし冷めていくような気がした

れん「なぁ、彼氏って居るん」

かいとはそんな俺の言葉に目を見開いて驚いた

俺も、まさかそんな言葉が出てくると思わなくて驚いた

れん「やっ、なんて言うかっ、、、」

かい「居ないと、思うよ？」

言い訳を、

なんて考えていたらニヤニヤとしたかいとにそう言われた。

れん「あかんほんま、気にせんといて」

かい「ふーん、そっか。」

チラチラと俺の顔を見ては目が合うびニヤッとして逸らす

れん「なんやねん」

かい「なーんか、可愛い顔してんね」

れん「あほか」

男やで俺、可愛くないやん

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