飲みたい夜に。 (ページ17)

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れんside

夜、待ち合わせ場所に着くなり

かいとに案内される

かい「じゃーん！」

そういって手を広げて紹介された店は

お昼、俺が行けなかった場所だった

れん「、、、え」

かい「ん？妹のお店！
れん、雑誌見てた時興味津々だったからさ

、、あれ、そんなだった？」

れん「う、ううん、いこ」

扉の前には“本日貸切”の文字

れん「え？ええの？」

指をさして問う俺に、かいとは笑顔で扉を開けた

「いらっしゃいませ〜」

笑顔で駆け寄ってくれる彼女に目が離せなくなった

「あっ、、れんくん、こっちどーぞ」

サングラスかけてないから気づいていないのか

それとも、気づいてないふりをしているの分からない

れん「あ、ども」

かい「やっぱカウンターが好きなんだよね〜」

「私はお兄ちゃんの顔みながら作りたくないよ」

かい「ひどいっっ、

ねぇ〜、れん何飲むの〜？」

「あ、、うん、あ、これやねメニュー表」

兄妹の会話、なんかちょっと羨ましい

色々と考えちゃって動揺してしまう

「ハイボール、お好きでしたよね？
あ、この間のインスタライブ拝見したんです！

よろしければこちらどうですか？」

俺が前来た時飲んでみたいとボソッと言ったやつ、、？

こんなのたまたまなのに勘違いしてしまうやんけ

れん「あ、じゃあそれで」

「かしこまりましたっ」

彼女の笑顔を見る度心臓が跳ね上がる

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