飲みたい夜に。 (ページ15)

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貴方side

「、、、うーーーーんっ、」

あまり使わないと思ってこんな高い棚にお皿を置いたバツだ

使いたい日が来るだなんて

椅子を置いても私の身長じゃ難しい

「、、あっ！」

『おっと、大丈夫？』

「ひぃいい、あぶなぁ〜い！」

落ちると思った瞬間、脇を抱えられ

聞きなれた声が頭の上で聞こえた

「はっ！ラウちゃんありがとっ

なんでここに？」

ラウ「近くのスタジオで早い出番だったから今生放送おわったの

お腹すいて、、楽屋のお弁当美味しくないから
来てみたんだけど、休憩中って見えて帰ろうとしたら
中から唸り声聞こえたからどうしたのかなって」

「ふはっ、唸り声ってやめてよ、、」

ラウ「これ？このお皿欲しいの？」

「あ、うんうんうん、それ」

ラウちゃんは持ち前の背でひょいっと大皿を私の前に持ってきた

「ありがと〜！！！」

背伸びをして腕を伸ばしていつもみたいに髪をくしゃくしゃした

ラウ「あぁっ、またセットしてる時に！！」

「あはははっ、ごめんごめん

あー、なんか食べる？簡単なのしか今ないけど」

ラウ「いいの？嬉しい、待ってる」

尻尾が見えちゃうくらい喜んで
駆け足でカウンターの席へ座った

ラウ「唐揚げがいいな〜」

「ちょっ！簡単って言ったじゃん！」

ラウ「えっ、だって美味しいんだもん」

「わーかったよ！」

油を準備しようとした時、入口から音がした

「、、、ん？ラウちゃん、ドア閉めてきてない？」

ラウ「、、、え？閉めたと思う、、けど」

私が指を指したところをラウちゃんが振り向いて確認する

少し、ドアが空いていた

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