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田中side
ジェシーが泣いて、皆黙って、
マネージャーは世の中に真実を伝えたいと訴えて
田中「俺は、Aの、この場所を、
みんなと笑って過ごせる場所を守りたい。」
ジェ「でも、俺たちが何か言うことによって変な風にまた噂が回ったら！」
田中「そん時はお前が守るんだよ！あいつを！
俺たちが、何度も何度も言うんだよ！
あいつは何も悪くねぇって！」
ジェシーが眉を曲げて涙を流す姿にムカついて胸ぐらを掴んだ
田中「お前が、、、お前が！そんな弱気でどーすんだよ！
さっきXのやつ許さねぇって言ってただろ？」
ジェ「、、、、うん、樹、ごめん、俺がしっかりしなきゃ」
田中「泣くなよ、お前が」
ジェ「うん、、、」
タブレットを操作して皆で世の中のAの批判に目を通していく
目を瞑りたくなるようなことが沢山書かれていて、
皆不安な顔になっていく
“自業自得”
“お姫様気取りも終わり”
“生きてんの？あの子”
“あー、そんな事件あったね”
“脱退だろ、こんなん”
“戻って来れないよね”
“酷い話だと思うけど、私は刺した人に感謝しています”
どうして、平気でそんなことを書けるのだろうか。
たまに心配する声も混じるが、今の俺たちの目には批判しか飛び込んでこなくてフツフツと体の中の何かが湧き上がってくる感覚がする。
あいつは、あいつはそんなやつじゃない。
こいつら思ってるほど、弱く、汚い人間じゃない。
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作者名：生物 | 作成日時：2024年3月26日 4時
