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田中side
病院へ向かおうと楽屋から出て廊下を歩いていたら
ある男に呼び止められた
渡辺「樹？」
田中「んあ、しょっぴーじゃん」
渡辺「Aのとこ行くの？」
田中「うん」
渡辺「俺も行っていい？昨日めめが行ったって聞いて行きたくて」
田中「いいよ、行こうぜ」
徐々に面会が出来るようになって
Aは本当に皆に愛されてるんだって感じて
俺まで嬉しくなる。
マネージャーに車で送って貰う途中、
知ってる範囲でいいから教えて欲しいと頼まれた
田中「俺も全然わかんねぇんだけど、犯人は小柄な女性
遠くのコンビニのカメラに血がついた手の女性が歩いてて
黒いパーカー着てたみたい、そんな一瞬のことなのに
探す刑事ってすげぇよな」
渡辺「、、、ファン、かな」
田中「だとしてもそうじゃねぇとしても、
俺はそいつを一生許さねぇよ」
渡辺「だよね、、、」
田中「後はAが起きなければ何もわかんねぇよなってなって一旦捜査とかは署でするかって言われてんだよね」
渡辺「一通りとか少なかったの？」
田中「Aの家のマンションを○○町からいくと
公園をつっきってから路地入った方がはえーだろ？」
渡辺「○○公園？」
田中「うん、いつもあそこ通るんだよねあいつ。
だから多分付けられてたか、その前からAのマンション知ってるやつかって、、、」
渡辺「そっか、慎太郎は大丈夫？」
田中「あいつ、ダメだね、フハッ」
渡辺「そりゃ、食らうよね」
田中「Aが帰ってきたら怒られるよな」
渡辺「“たろちゃん笑ってないダメ！”ってな、ハハッ」
田中「雑誌撮影の時、慎太郎キメ顔してんのに怒られんの。
笑ってる方がいいからって理由らしい、まじウケるよな」
渡辺「あー、早く笑ってる姿みてぇな」
田中「そーだな」
“樹は笑顔の方がいい、チャラチャラしてるから”
俺も言われたことがあったな。
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作者名：生物 | 作成日時：2024年3月26日 4時
