ジェシーの妹はたろちゃんに叱られたい！③ (ページ18)

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松村side

映画の話を1度断ると決断した時、
相手女優さんの候補も伝えられた。

けれど、オファーが来た時Aはすごく嬉しそうに
『これでもっとSixTONESが大きくなるといいね！』
って言ってくれた言葉が忘れられなくて、
やっぱりAじゃないと、とマネージャーに伝えた。

松村「慎太郎、Aどうだった？」

森本「んー、変わらず寝てるよ」

次の日撮影までの休憩中に慎太郎が見に行ってくれた
俺たちは当番制にして行くことになった

大人数でいくと迷惑だからね

田中「あー、明日俺か。なんか持ってく？」

京本「あ！Aが見てた漫画明日発売だからお願いしてもいい？」

田中「いいよっ」

変わらず、悲しまず、誰が悪いとか誰も攻めず
普段通りに過ごそうと決めたけれど、
多分みんな心の中は色々思っていると思う

その中でも、兄より食らってるやつは見てわかる

松村「慎太郎、ちゃんとご飯食べてる？」

森本「うん」

ジェ「俺も食べてるし慎太郎も食べてないとAが起きた時うるせぇぞ」

森本「分かってるよ」

いつも楽屋でうるさいふたりが静かで、
ジェシーは普段通り振舞ってはいるつもりだけど
そこに慎太郎は着いて来れない時が多くなった。
目の前で見てしまってるショックは大きいと思う。

本音は俺だって今にでも飛び出して病室に行きたいよ。

でも、それだとAがウザがるから
仕事しろ、と怒られそうだから

皆頑張ってるんだよ、Aの為に。

みんな大好きだから。

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